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ページID:28363更新日:2017年6月13日

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遺跡トピックスNo.219亀甲塚(かめのこうづか)古墳〔笛吹市〕

笛吹市の遺跡

  • 0014経塚古墳-復元古墳-
  • 0217経塚古墳-内部構造-
  • 0251経塚古墳-石室の石積み-
  • 0280経塚古墳-列石-
  • 0396経塚古墳-八角形の意味-
  • 0019桂野遺跡-石皿・磨石-
  • 0100桂野遺跡-陥し穴-
  • 0111桂野遺跡-前期土偶-
  • 0262桂野遺跡-縄文時代前期の住居跡-
  • 0265桂野遺跡-土器に描かれた物語-
  • 0020四ツ塚古墳群-玉類-
  • 0235四ツ塚古墳群-装身具-
  • 0022狐原遺跡-墨書土器-
  • 0059平林2号墳-副葬品-
  • 0079平林2号墳-青銅鏡-
  • 0102平林2号墳-ガラス玉-
  • 0202平林2号墳-馬具類や装身具類-
  • 0240平林2号墳-勾玉-
  • 0337平林2号墳-勾玉-
  • 0081身洗沢遺跡-田んぼと木製品-
  • 0230身洗沢遺跡-プラント・オパール-
  • 0339身洗沢遺跡-農具の今と昔-
  • 0125水口遺跡-柄鏡形敷石住居跡(1号住居跡)-
  • 0355水口遺跡-敷石住居跡(3号住居跡)-
  • 0135花鳥山遺跡-エゴマ種子塊-
  • 0194花鳥山遺跡-縄文時代の食生活を知る遺物-
  • 0199花鳥山遺跡-世界最大級の縄文土器?-
  • 0406花鳥山遺跡-耳飾り-
  • 0145竜安寺川西遺跡-発掘調査速報-
  • 0155竜安寺川西遺跡-発掘調査速報2-
  • 0165竜安寺川西遺跡-発掘調査速報3-
  • 0179竜安寺川西遺跡-ミニチュア土器-
  • 0147境川中丸遺跡-発掘調査速報-
  • 0157境川中丸遺跡-発掘調査速報-
  • 0181境川中丸遺跡-S字状口縁台付甕-
  • 0148一の沢遺跡-縄文時代中期の住居-
  • 0293一の沢西遺跡-ヒトをモチーフにした土器-
  • 0307一の沢遺跡-縄文土器-
  • 0350一の沢遺跡-みんなで応援しよう!「ミュージアムキャラクターアワード2012」のいっちゃん-
  • 0150稲山遺跡-発掘調査速報-
  • 0160稲山遺跡-発掘調査速報2-
  • 0170稲山遺跡-発掘調査速報3-
  • 0209稲山遺跡-常滑甕-
  • 0229稲山遺跡-すり鉢-
  • 0288稲山遺跡-かわらけ-
  • 0151三光遺跡-発掘調査速報-
  • 0166三光遺跡-発掘調査速報5-
  • 0171三光遺跡-発掘調査速報6-
  • 0186三光遺跡-耳飾り他-
  • 0173二之宮遺跡-食材をふかす道具-
  • 0284二之宮遺跡-置きカマド-
  • 0219亀甲塚古墳-盤龍鏡-
  • 0264亀甲塚古墳-碧玉製管玉-
  • 0234御坂中丸遺跡-縄文時代早期-
  • 0275馬乗山2号墳-甲府盆地最後の前方後円墳-
  • 0331地耕免遺跡-斎串と馬の歯-
  • 0354中丸東遺跡-縄文時代前期の土器と古墳時代の住居跡-
  • 0356石橋条里制遺構-古代の土地区画整理-
  • 0371太鼓畑遺跡-調査概要-
  • 0382六ッ長遺跡-調査概要-

0219亀甲塚古墳位置図

位置図

亀甲塚古墳について

県立博物館より西へ600mのところのある亀甲塚古墳(かめのこうづかこふん)は、東西25m、南北20.8m、高さ1.2~3mの西側がやや張り出しただ円形に近い形をしています。昭和23年(1948)に石室(せきしつ)が確認され、昭和25(1950)の調査では副葬品(ふくそうひん)の一つである盤龍鏡」(ばんりゅうきょう)などが出土しました。

参考文献

「山梨県・曽根丘陵周辺地域の前期古墳等について」『甲斐考古』別冊2号

山梨県考古学会1978坂本美夫
「御坂町亀甲塚古墳の墳丘実測調査」『丘陵』第9号
甲斐丘陵考古学研究会1982出月洋文
「亀甲塚古墳」『山梨県史資料編1』第4章古墳時代石神孝子

盤龍鏡について

0219盤龍鏡写真

発掘された盤龍鏡[ばんりゅうきょう]

0219盤龍鏡断面

断面図

盤龍鏡は、白銅質、直径13.8cm、鈕(ちゅう-まん中の高い部分)高1.4cm、鈕幅2.6cmで鮮明な彫りの向かい合う龍と虎が配置されており、特に5世紀に多く見られるものとされています。

0219盤龍鏡アップ写真

日本には朝鮮半島より伝わり、この盤龍鏡に彫りこまれた来年の干支でもある「虎-トラ」ですが、眼は大きく、牙(きば)があり、口を大きく開けています。古くから中国では、四神(しじん-天の四方の方角にいる神様)の中に、東をつかさどる「青龍」、西をつかさどる「白虎」がいます。この鏡に東と西の神さまが彫りこまれた理由がなにかあるように感じませんか?
この古墳以外にも、県立考古博物館周辺の古墳からは、小平沢遺跡の神獣鏡(しんじゅうきょう)、大丸山古墳の三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)などの鏡が出土しており、銚子塚古墳からは、三角縁神獣鏡と三角縁神獣車馬鏡(さんかくぶちしんじゅうしゃばきょう)が出土しており、考古博物館内で常設展示されています。

 

 

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