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ページID:56178更新日:2017年5月19日
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甲府市の遺跡(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)
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【写真1】水田に垂直にささったM-69焼夷弾 【写真2】E-46集束焼夷弾の弾頭 塩部遺跡は,山梨県甲府市塩部にあります。この遺跡は,県立甲府工業高等学校のグラウンド部分の調査で発見されたものです。塩部遺跡は方形周溝墓が立地する微高地,平安時代の住居群が立地する微高地,後背湿地,相川の旧河通からなる複雑で起伏に富んだ地形で,長さ5センチを測る翡翠製(ひすいせい)の勾玉,装飾器台形土器,小型壺形土器,最古の馬歯など多くの遺物が出土しています。また,平安時代以前の遺物だけではなく,上記の写真のような太平洋戦争の末期に米軍の空襲で投下された焼夷弾も発見されています。 所在地:山梨県甲府市塩部 時代:弥生時代・古墳時代・奈良時代・平安時代・近代 報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第123集1996(平成8)年刊行 調査機関:山梨県教育委員会・山梨県埋蔵文化財センター 塩部遺跡の焼夷弾から見た甲府空襲
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