トップ > 広報(広報誌・広報番組・発表資料) > 令和6年度の発表資料 > リニア工事発生土仮置き場地下水からの重金属の検出及び県による追加調査について
ページID:115082発表日:2024年4月16日
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発表資料
JR東海より、リニア中央新幹線の掘削工事で生じた発生土仮置き場の地下水から、環境基準をわずかに超えるセレンが検出されたとの報告がありました。
県では、これを受けて、速やかに現地確認を行うとともに、JR東海と連携して原因究明と周辺環境の調査を進めてまいります。
<JR東海による報告概要>
事業者 :東海旅客鉄道株式会社
基準超過物質:セレン
測定値 :0.014 mg/L(環境基準:0.01mg/L)※0.004mg/Lの超過
基準超過地点:早川町内塩島地区(南)発生土仮置き場
※場内の3箇所ある調査地点のうち盛土付近の1箇所(No.2)
セレンとは・・・自然界にも広く分布し、人にとって必須の微量元素。食品では、藻類、魚介類、肉類、卵黄に多く含まれる。ただし、慢性的に過剰摂取すると、爪の変形や脱毛、下痢、疲労感などの症状が出る。(出典:国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所HP、農林水産消費安全技術センターHP)
<経緯>
・JR東海から県への説明:4月9日(火)に電話連絡を受け、4月10日(水)に対面にて詳細な状況の説明を受けた。
・JR東海から早川町への説明:4月9日(火)に電話連絡が行われ、4月11日(木)に対面にて説明が行われた。
<現状及び今後の対応>
○JR東海
・原因の究明中(現場点検を実施済み、現時点で異常なし)
・月1回の調査を週1回に変更、現地の地下水の流向・流速調査を今後新たに実施
○山 梨 県
・明日(4/14(日))以降に現地確認を速やかに実施
・県による周辺環境調査の実施に向け調整中