ページID:102097更新日:2022年1月7日
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峡南地域を中心とした本県のお茶の栽培は、富士川やその支流に発生する霧や、温暖多雨の気象条件などが茶生産に適しており、古くから栽培されています。
茶産地としての本格的な栽培は、昭和30年頃に「やぶきた」種が導入されたことで開始され、昭和30~40年代に掛けて複数の茶加工場の整備などが進んで商業的生産が拡大し、昭和の終わりから平成の始めには200ha以上の栽培面積となりました。
昭和48年には、県産茶の統一ブランドとして当時の田辺知事により「甲斐のみどり」と命名され、これまで県民に広く親しまれてきています。
お茶は、古くから体に良い飲み物であることが知られています。特に、他の植物にはあまり存在しない「カテキン」「テアニン」など特徴的な成分があります。
その他、目覚まし効果のある「カフェイン」や、ビタミンCなど多くの「ビタミン類」が含まれており、健康効果が高い飲み物として世界的に注目されており、世界における緑茶需要は増加しています。
みなさんも、山梨のお茶を飲んで健康な体作りに努めていただきたいと思います。
令和3年4月21日に南部町で、例年より1週間から10日早く一番茶の茶摘みが行われました。当日は、県産茶PRのため、多くの報道機関の方に茶摘みの様子を取材していただきました。
令和3年5月22日からに南部町で行われた、一番茶の販売会「新茶フェア」(JA山梨みらい 主催)のオープニングセレモニーで、坂内農政部長が、県産茶の消費拡大の取り組みの一環としてお茶の効能などその魅力をPRしました。
販売会では、新茶のほか、南部茶を使ったパンや洋菓子など加工品も並び、多くの来場者の方にお買い求めいただきました。
山梨県茶振興協議会(町、JA、生産者団体等で構成)では、宿泊施設の協力を得て、宿泊施設を訪れるお客様に県産茶のおいしさやリラックス効果など、茶の持つ効能をPRしていただく取り組みを新たに開始しました。令和3年5月26日には下部温泉の「古湯坊 源泉館」で、地元の観光協会等へ一番茶を贈呈しました。
令和3年10月23日、24日に、静岡市で開催された「バイ・ふじのくに 山梨物産市inしずおか」で、南部茶のパンや、マドレーヌ、メレンゲといった洋菓子などを販売しました。