ページID:57551更新日:2024年8月29日
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センターの収支については、開業前の平成20年5月には1,800万円余の黒字を見込んでいました。
しかし、その後3回にわたり収支の見直しを行った結果、現時点においては、約55億円の赤字が見込まれています。これらの収支見直しの経緯は表2のとおりです。
県・事業団では、可能な限り赤字額を縮減できるよう最大限の努力を行っていきます。
開業1年前に収支計画を策定 |
廃棄物の搬入量は、山梨県産業廃棄物実態調査(H15~18)の最終処分量をもとに、基本的にその全量が搬入される(5.5年間で23万トン)こととし、収支は1,800万円余の黒字を見込んでいました。 |
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経営審査委員会(※)による収支計画の見直し |
開業前に策定した収支計画の達成は困難であり、料金収入が収支計画で見込んでいた約49億円から約15億円へと大幅に減少し、約35億円の赤字が見込まれました。赤字の主な原因は次のとおりです。
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1度目の漏水検知システムの異常検知が発生し、約1年5カ月間、搬入を停止しました。 |
収支計画の見直し |
平成22年10月の漏水検知システムの異常検知による搬入停止などの状況変化を踏まえて収支計画の見直しを行い、約47億円の赤字が見込まれました。赤字拡大の主な原因は次のとおりです。
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2度目の漏水検知システムの異常検知が発生し、搬入を停止しました。 |
収支の見通し |
平成24年12月の2度目の異常検知の発生及び施設を閉鎖せざるを得ない状況を踏まえ、あらためて収支計画の見直しを行ったところ、次の原因により約55億円の赤字が見込まれます。
国から交付を受けた補助金について、返還の必要が生じた場合は、その額分の赤字が増えることとなります。 |
※センターの収支計画の見直しなどについて調査・検証するために設置された第3者委員会
異常検知および施設の閉鎖に伴う損害は、いずれも施工上の瑕疵に起因するものです。
このため、今後、廃棄物の搬入停止による料金収入の減少や原因究明に要した経費に加え、施設の閉鎖に伴う損害も含め、施工業者へ求償していきます。