ページID:116595更新日:2024年8月7日
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日本人の2人に1人は、一生のうちに何らかのがんにかかると言われており、山梨県内で死亡された方のおよそ4分の1ががんを原因とするものです。しかしながら、診断と治療の目覚しい進歩により、早期に発見された場合は、多くの方が治るようになってきました。
がんの早期発見・早期治療ために、定期的にがん検診を受けましょう。
「対策型がん検診」は、がんの死亡率を下げることを目的に公共政策として行うがん検診で、科学的な方法によってがん死亡率の減少が確認された検診を指します。
現在、国では科学的根拠に基づくがん検診として、下記に示す検診方法を推奨しています。
【国が推奨するがん検診の一覧】
種類 | 検査項目 | 対象年齢 | 受診間隔 |
胃がん検診 | 問診および、胃部X線検査※1 または胃内視鏡検査のいずれかを選択 |
50歳以上 | (いずれか一方を) 2年に1回 |
大腸がん検診 | 問診および便潜血検査(免疫法) | 40歳以上 | 1年に1回 |
肺がん検診 | 問診および胸部X線検査および喀痰細胞診※2 | 40歳以上 | 1年に1回 |
乳がん検診 | 問診および、マンモグラフィ (※視診・触診の単独実施は推奨しない) |
40歳以上 | 2年に1回 |
子宮頸がん検診 | 問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診 | 20歳以上 | 2年に1回 |
※1 当分の間、胃部X線検査については40歳以上、1年に1回の実施も可とされています。
※2 喀痰細胞診の対象は、50歳以上で、喫煙指数(1日本数×年数)が600以上の方です。
「対策型がん検診」は、各市町村が実施しています。職場でがん検診を受けられない場合、また検診内容が国が推奨するものと異なる場合は、お住まいの市区町村の住民検診を受診しましょう。
各市町村では、厚生労働省が推奨する科学的根拠に基づく「対策型がん検診」を提供しています。
お住まいの市町村が実施するがん検診の情報を確認のうえ、対象となる方は検診を受診しましょう。
各市町村のがん検診の概要については、以下のPDFをご覧ください。
令和6年度市町村がん検診対象年齢・⾃⼰負担額⼀覧表(国の指針に沿った検診)(PDF:208KB)
また、山梨県の健康課題に基づき市町村が行う検診の一覧は以下のとおりです。
令和6年度市町村がん検診対象年齢・⾃⼰負担額⼀覧表(山梨県の健康課題に基づいた検診)(PDF:167KB)
各種検診の詳細は上記PDFに記載されている各市町村の問い合わせ先までお願いします。
検診の結果、要精密検査となった場合、医療機関でより詳しい検査を行い、本当にがんがあるかを調べる必要がありますので、必ず医療機関で精密検査を受けてください。
山梨県では、精密検査に関する一定の施設基準を満たす医療機関を「がん検診精密検査登録医療機関」として登録しています。(令和6年度現在は子宮頸がんのみ)
検診機関から渡される「精密検査依頼書兼報告書」と「紹介状」を持って、登録医療機関にて必ず精密検査を受けましょう。
登録医療機関の一覧は以下のPDFをご覧ください。
山梨県子宮頸がん検診精密検査登録医療機関一覧表(PDF:373KB)
がん検診を効果的に行うには、検診の精度管理が非常に重要です。
国では、がん検診を行うにあたっての技術、体制的な指標として、「がん検診のためのチェックリスト」を示しています。
県では、市町村が行うがん検診について「がん検診のためのチェックリスト」に基づく事業評価を行っています。詳細は、以下のリンク先のページをご覧ください。
がんの早期発見、早期治療のために受けてほしいがん検診。
山梨県では第4次がん対策推進計画において、がん検診受診率60%を目標に掲げ、10月を「がん検診受診率向上に向けた集中月間」とし、キャンペーンを行っています。
「さあ、行くじゃん!がん検診」この機会に、がん検診を受けましょう。
がん検診受診率向上集中キャンペーンポスター(PDF:673KB)
国立がん研究センターが運営するがん情報サービスでは、各種がん検診に関する情報を掲載しています。併せてこちらもご覧ください。