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ページID:88276更新日:2018年12月20日
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「がん」は昭和58(1983)年に死因の第1位となり、平成29(2017)年の総死亡者数9,678人のうち、がんによる死亡者は2,450人で、全死亡に占める割合は25.3%と、全体の約4分の1を占めています。
県は、平成20年3月、国の推進基本計画を基本とし、地域の状況等を踏まえて「山梨県がん対策推進計画」を策定し、がん対策を推進してきました。
平成28(2016)年の基本法の一部改正により、基本理念に「がん患者が尊厳を保持しつつ安心して暮らすことができる社会の構築を目指し、がん患者が、その置かれている状況に応じ、適切ながん医療のみならず、福祉的支援、教育的支援その他の必要な支援を受けることができるようにするとともに、がん患者に関する国民の理解が深められ、がん患者が円滑な社会生活を営むことができる社会環境の整備が図られること。」が追加され、県では医療・福祉資源を有効に活用し、県民の視点に立ったがん対策を実施することが求められています。
県では、これまで「山梨県がん対策推進計画(第2次)」に基づき、総合的かつ計画的にがん対策を推進して参りましたが、この度、計画期間が満了することから、国の「第3期がん対策推進基本計画」を基本とするとともに、本県のがん医療の状況等を踏まえ、第2次の計画を見直し、新たな課題への対応を加えた、「山梨県がん対策推進計画(第3次)」を策定し、がん対策のより一層の充実・促進を図っています。
がんに関する詳細は、下記の「山梨のがん情報」をご覧ください。
山梨県では、国のがん対策推進基本計画を基本とし、山梨県がん対策推進条例を踏まえて、「山梨県がん対策推進計画」を策定し、総合的・計画的ながん対策を推進しています。
平成30年3月に、これまでの計画を見直し、平成30年度から平成35年度までの6年間の取り組み項目と目標を定めた計画を策定しました。
県では、医師や医療機関の協力のもとに、平成19年4月からがん患者さんの情報を集めて集計・解析をする「地域がん登録事業」を実施してきました。「地域がん登録」では、平成27年12月31日までに診断された症例を登録しています。
平成28年1月からは、がん登録等の推進に関する法律に基づき、「全国がん登録」を実施しています。「全国がん登録」では、平成28年1月1日以降に診断された症例を登録しています。
がんに関する相談は、市町村役場や保健所、医療機関の他、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センター、山梨県がん患者サポートセンター等において、電話や面接などによる相談を受けることができます。
病院名 |
がん相談支援センター |
電話番号 |
山梨県立中央病院 |
〒4000-8506 甲府市富士見1丁目1の1 患者支援センター |
055-253-7111 内線3912 内線1214 |
山梨大学医学部 附属病院 |
〒409-3898 中央市下河東1110 医療福祉支援センター |
055-273-9872(直) |
市立甲府病院 |
〒400-0832 甲府市増坪町366 総合相談センター |
055-244-1111 内線1182 |
富士吉田市立病院 |
〒403-0005 富士吉田市上吉田6530 地域医療支援センター |
0555-22-4111 内線3104 |
山梨厚生病院 |
〒405-0033 山梨市落合860 総合支援センター |
0553-23-1311 内線2012 |
機関名 |
内容 |
電話番号 |
山梨県がん患者 サポートセンター |
無料がん相談 (医師・保健師・社会保険労務士・ピアサポーター) 日本対がん協会山梨県支部 (財)山梨県健康管理事業団内 |
055-227-8740 |
がんの早期発見の推進のため、がん検診の方法等の検討、事業評価の実施、検診に携わる医療従事者に対する研修等を行っています。
厚生労働省では、がん検診の効果について、評価を行い、科学的根拠に基づいて効果があるがん検診をお勧めしています。
また、こうしたがん検診が市町村の事業として行われるよう、指針を示しています。