第2回やまなし農村風景写真コンクール入賞作品

第2回やまなし農村風景写真コンクール入賞作品発表

「未来に伝えたい農村風景」を基本テーマとして、農村の四季の移り変わり、農作業や生活の様子、農業のありさまなど、幅広く農村の風景をとらえた写真や、農業・農村・土地改良施設（農道・水路・ため池など）が地域の生活や県土の保全などに果たしている役割を視点にとらえた写真を募集したところ、総計490点の作品をご応募いただくことができました。厚くお礼申し上げます。

厳正な審査の結果、入賞作品18点を決定したので発表します。
なお敬称は略させていただきます。

賞	撮影者名	撮影者住所	作品名
山梨県知事賞	志村　茂雄	笛吹市	富士の見える棚田
審査委員長賞	岩谷　秀雄	北杜市	桜の頃
農政部長賞	田中　進	中央市	桜咲くころ
入選	秋山　いつき	山梨市	里山に風渡る
入選	岩原　加ず子	甲府市	芽吹きの頃
入選	上原　重雄	北杜市	そばの花咲くころ
入選	大柴　恵子	韮崎市	新府の春
入選	岡田　泰文	甲府市	山村に暮す
入選	岡本　芳隆	神奈川県横須賀市	山麓の夏の朝
入選	小澤　宏	神奈川県小田原市	桃の花が咲き乱れ
入選	小尾　明	甲府市	落葉の水面
入選	五味　仁	北杜市	農道法面を彩るお花畑
入選	佐藤　登美子	甲府市	ぼくのリンゴが一番大きいよ
入選	清水　祥子	韮崎市	山海の里
入選	滝井　千恵子	静岡県静岡市	早春
入選	内藤　均	南アルプス市	水田反映
入選	堀内　かず子	昭和町	春彩
入選	渡辺　勝	忍野村	ラベンダーの丘

入選の並びは五十音順です。

審査委員長講評

白簱史朗審査委員長による応募作品全体についての講評はこちらです。ぜひご覧ください。(下線部をクリックすると講評ページにジャンプします)

第2回やまなし農村風景写真コンクール入賞作品展

【山梨県知事賞】

「富士の見える棚田」　撮影者　志村　茂雄　撮影地　南アルプス市中野

【山梨県知事賞】富士の見える棚田

〔審査委員長講評〕
櫛形山麓中野から見た棚田と甲府盆地、それに御坂山塊上にのぞく富士山。朝の色づきがまだ残る大気の感じ、上空を映す水面の色、山国山梨を表現するとともに、狭い甲斐の国を大きく広く見せた、心にくい構図。いかにも手慣れた撮り方であるが、これは作者のふだんの精進の結集したものといえる。

【審査委員長賞】

「桜の頃」　撮影者　岩谷　秀雄　撮影地　北杜市長坂町菅沼

【審査委員長賞】桜の頃

〔審査委員長講評〕
山間の春をみごとに表現した技法はなかなかのものといえよう。古い民家、サクラの古い花、農作業にいそしむ人。画面から素朴な人情さえ感じられるほどの秀作である。やや地味ではあるが、表現意図に対して迷いのない真っ向からの取り組みが好感を呼ぶ。

【農政部長賞】

「桜咲くころ」　撮影者　田中　進　撮影地　北杜市明野町浅尾
【農政部長賞】桜咲くころ

〔審査委員長講評〕

長くのびて山に向かう畑のうねが生きている。折しも春、土手上のサクラと残雪の八ヶ岳。高原の情景としての傾斜感表現が、画面全体とうまくマッチし、嫌味のない作品となっている。地形の特徴を入れこんだことが成功の元で、実に奥行き深い作品である。

【入選】

「里山に風渡る」　撮影者　秋山　いつき　撮影地　北杜市高根町【入選】里山に風渡る

「芽吹きの頃」　撮影者　岩原　加ず子　撮影地　北杜市高根町
【入選】芽吹きの頃

「そばの花咲くころ」　撮影者　上原　重雄　撮影地　北杜市大泉町
【入選】そばの花咲く頃

「新府の春」　撮影者　大柴　恵子　撮影地　韮崎市新府
【入選】新府の春

「山村に暮す」　撮影者　岡田　泰文　撮影地　甲府市高成町
【入選】山村に暮す

「山麓の夏の朝」　撮影者　岡本　芳隆　撮影地　忍野村
【入選】山麓の夏の朝

「桃の花が咲き乱れ」　撮影者　小澤　宏　撮影地　笛吹市八代町竹居
【入選】桃の花が咲き乱れ

「落葉の水面」　撮影者　小尾　明　撮影地　甲斐市信玄堤
【入選】落葉の水面

「農道法面を彩るお花畑」　撮影者　五味　仁　撮影地　北杜市長坂町塚川
【入選】農道法面を彩るお花畑

「ぼくのリンゴが一番大きいよ」　撮影者　佐藤　登美子　撮影地　韮崎市
【入選】ぼくのリンゴが一番大きいよ

「山海の里」　撮影者　清水　祥子　撮影地　北杜市須玉町
【入選】山海の里

「早春」　撮影者　滝井　千恵子　撮影地　身延町
【入選】早春

「水田反映」　撮影者　内藤　均　撮影地　南アルプス市上宮地
【入選】水田反映

「春彩」　撮影者　堀内　かず子　撮影地　甲斐市牛句
【入選】春彩

「ラベンダーの丘」　撮影者　渡辺　勝　撮影地　富士河口湖町大石
【入選】ラベンダーの丘