ページID:71839更新日:2017年5月19日

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まいぶん用語集_は行_墨書土器(ぼくしょどき)

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墨で文字や絵などが書き込まれた須恵器や土師器などの土器です。墨書土器は奈良・平安時代を中心として発達しました。

墨書される土器は、坏(つき)・埦(わん)・皿などに多く、そのほか、高坏・甕などにも見られます。墨書箇所は、胴部外側、底の外側、まれに内側、蓋の外側などに多くみられます。墨書文字は一文字が多く、複数文字は数少ないです。

墨書の内容は、地名をあらわすものや建物・施設の場所をあらわすもの、人名、落書き、習書など様々です。

墨書土器からは、文献や木簡やその他の金石文などに見れらない建物や地名・人名を知ることができます。また、当時の信仰・思想・生活の一面や出土している遺跡の性格も推定することができます。

 

墨書土器1

滝沢遺跡(南都留郡富士河口湖町河口)より出土した墨書土器

関連遺跡トピックス→No.0022003400410062038603950433

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