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ページID:71699更新日:2017年5月22日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
瓦葺建物の大棟(おおむね)両端の装飾品で、鴟尾(しび)と呼ばれる沓(くつ)を立てた形から体が魚、顔を獣で表現した鴟吻(しふん)と呼ばれる瓦に変化していきました。 鯱瓦も鴟吻のひとつです。鯱とは、体は魚、頭は虎の姿をした想像上の生き物です。一般的には建物が火事になった際に水を出して火を鎮めると考えられ、防火のまじないの意味があるとされています。 下の写真の鯱瓦は、頭と尾の一部がありませんでしたが、接合するとほぼ一個体の鯱瓦になりました。
県指定史跡甲府城跡(甲府市丸の内一丁目地内)の人質曲輪から出土した鯱瓦 |