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ページID:4528更新日:2017年6月13日

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遺跡トピックスNo.0127保存整備された城跡県指定史跡甲府城跡(こうふじょうあと)

県指定史跡甲府城跡一覧

  • 0039県指定史跡甲府城跡-石垣
  • 0043県指定史跡甲府城跡-甲府城発掘展-
  • 0069県指定史跡甲府城跡-金箔瓦
  • 0119県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H19)-
  • 0124県指定史跡甲府城跡-稲荷櫓-
  • 0127県指定史跡甲府城跡-整備された城跡-
  • 0129県指定史跡甲府城跡-道路の下から追手門-
  • 0141県指定史跡甲府城跡-滴水瓦-
  • 0146県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H20)-
  • 0156県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H17)-
  • 0161県指定史跡甲府城跡-詰石-
  • 0176県指定史跡甲府城跡-矢穴-
  • 0180県指定史跡甲府城跡-甲府城展-
  • 0183県指定史跡甲府城跡-おもしろ講演会-
  • 0189県指定史跡甲府城跡-石垣石材の加工-
  • 0198県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事(H21)-
  • 0214県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事と石工技術の体験-
  • 0225県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城-築城技術と甲州石工文化-」展の開催-
  • 0232県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城-築城技術と甲州石工文化-」展の開催-
  • 0244県指定史跡甲府城跡-鉄門の再確認調査-
  • 0257県指定史跡甲府城跡-野面積み-
  • 0261県指定史跡甲府城跡-鉄門の石垣-
  • 0278県指定史跡甲府城跡-鉄門復元事業-
  • 0283県指定史跡甲府城跡-「昔覚ゆる甲府城展」の開催-
  • 0285県指定史跡甲府城跡-狭間-
  • 0306県指定史跡甲府城跡-お城の排水施設「暗渠」-
  • 0295県指定史跡甲府城跡-ひらけ!玉手箱-
  • 0297県指定史跡甲府城跡-石工道具-
  • 0317県指定史跡甲府城跡-慶長一分金-
  • 0329県指定史跡甲府城跡-数寄屋曲輪の地鎮祭-
  • 0345県指定史跡甲府城跡-「ひらけ!玉手箱~よみがえる鯱」展の開催-
  • 0364県指定史跡甲府城跡-石垣補修工事-
  • 0389県指定史跡甲府城跡-石垣-
  • 0249甲府城跡-県庁構内の遺跡-
  • 0332甲府城跡-発掘された甲府の城下町展-
  • 0352甲府城跡-石垣普請-
  • 0362甲府城跡-県庁構内(駐輪場)発掘調査速報-
  • 0367甲府城跡-県庁構内(委員会室棟)発掘調査速報-
  • 0369甲府城跡-発掘された甲府の城下町~武田氏館と城下町-
  • 0370甲府城跡-鉄門の活用~鉄門イベント-
  • 0397甲府城跡-石切場跡-
  • 0403甲府城跡-石垣-
  • 0408県指定史跡甲府城跡-石垣-
  • 0412県指定史跡甲府城跡-石垣の積み方-
  • 0416甲府城跡-本丸-
  • 0418甲府城跡-本丸-

甲府城跡航空写真(平成2年)

写真整備前の甲府城跡(平成2年)

上の写真は、平成2年(1990)頃、保存整備される前の甲府城跡です。

この後、甲府城跡に平成の兵どもはどのような城をつくったのでしょうか?

 

甲府城跡は、甲府駅の南東、甲府市丸の内1丁目にあり、昭和43(1968)年に県の史跡に指定されました。今でも、内城の石垣が良好に残っています。しかし、この平成2年までは、写真のような状況であり、約400年前の甲府城の姿をうかがうことが困難な状況にありました。

甲府城跡保存整備

山梨県では、平成2年から舞鶴城公園整備事業にあわせて、長期におよぶ発掘調査・石垣解体調査を行い、平成16年度まで全面的に保存整備を行いました。

甲府城跡整備中航空写真

写真整備が進んだ甲府城跡(平成16年)稲荷櫓建設中

整備では、発掘調査の成果を踏まえながら、柳沢吉保時代の絵図『楽只堂年録』(らくしどうねんろく)などを参考にして整備を行いました。また、公園としても活用しやすくなるように配慮しました。

鍛冶曲輪調査状況整備後自由広場(甲府城跡)

写真左:発掘調査中の鍛冶曲輪(自由広場)、右:整備された鍛冶曲輪・天守曲輪・天守台

 

石垣の改修、堀、園路の整備、石垣に悪影響を与える樹木などの除去、城の雰囲気に相応しい樹木の植栽などを行いました。ほかにも甲府城の理解を深めるための解説板を設けました。

稲荷櫓台西面断面稲荷櫓

写真左:発掘調査中の稲荷櫓台石垣断面、右:改修された稲荷櫓台石垣と復元された稲荷櫓

 

さらに、内松陰門(うちまつかげもん)をはじめとする3つの門や漆喰塀(しっくいべい)、稲荷櫓(いなりやぐら)を復元しました。

稲荷櫓台石垣の改修や稲荷櫓の復元などでは、埋蔵文化財センターの調査成果を生かしながら、山梨県土木部が旧来の技術によって復元整備をしています。

こうして甲府城跡は、整備によって大きな変身を遂げ、約400年前の姿がよみがえっていきました。

 

  • 稲荷櫓では、発掘調査で出土した遺物や復元した金の鯱瓦(しゃちがわら)、甲府城の古写真などを常設展示しています。常設展のオープニングの様子と開館時間など
  • 山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第222・223集にこれらの調査・整備状況が報告されています。
  • 平成の兵どもの手で保存整備され、姿を整えた城跡、後世まで守り続けていかなければならない財産です。

埋蔵文化財センターでは、現在も、石垣の修繕工事を行うなど、甲府城跡を守る努力を続けています。
まだ甲府城跡へ訪れたことがない方、すでに訪れたことのある方、みなさん足を運んで、史跡に親しんでみてはどうでしょうか?

「平成の兵どもの城づくり」のご案内

今年度の埋蔵文化財シンポジウムは「平成の兵どもの城づくり」をテーマとして、3月15日(土曜日)に開催します。シンポジウムに先立って、2月14日(木曜日)からは4回にわたり、やまなし再発見講座を行います。

  • この講座・シンポジウムは終了しました。

平成の兵どもは、どのような城館跡の発掘調査や保存整備を行っているのでしょうか?

この機会に山梨の城館跡について学んでみませんか?

 

谷戸城全景谷戸城土塁

写真左:整備が進む谷戸城跡(全景)、右:復元された谷戸城跡の土塁

 

山梨県では6件の城館跡が国の史跡に指定され、一部の史跡は、保存整備されています。

〔武田氏館跡・要害山・新府城跡・白山城跡・勝沼氏館跡・谷戸城跡〕

また、県の史跡では4件の城跡が指定され、その中の甲府城跡は山梨県で保存整備を行っています。〔甲府城跡・勝山城跡・岩殿城跡・真篠城跡〕

 

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このページに関するお問い合わせ先

山梨県観光文化・スポーツ部埋蔵文化財センター 
住所:〒400-1508 甲府市下曽根町923
電話番号:055(266)3016   ファクス番号:055(266)3882

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