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ページID:71822更新日:2017年5月18日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
石器の一種で石を打ち欠いてつくられているものをさします。 一般的に打製石斧は柄をつけて、土を掘るとき(例えば、住居の柱の穴を掘るときや、地中に実る植物の採集)に使用されたと考えられています。イメージとしては名称の「斧」(おの)というよりは、現在でいう鍬(くわ)のような使い方をしていたようです。 形としては細長い「短冊形」(たんざくがた)、三味線(しゃみせん)の撥(ばち)に似た「撥形」(ばちがた)、秤(はかり)に乗せるおもりに似た「分銅形」(ふんどうがた)の3つに分けられ、縄文時代の初頭から半ばまでは短冊形が最も多く、縄文時代の終わり頃になると分銅形が最も多くなります。 膳棚遺跡(山梨県山梨市八幡地区)で出土した打製石斧 |