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当日は、県内外から多くの方々のご参加をありがとうございました。 富士山は、山梨・静岡両県にまたがっていることから、調査はそれぞれで実施されてきましたが、山はひとつであることから、今回、山梨県側・静岡県側それぞれで実施されてきた考古学的調査成果についての講演会を実施しました。 渡井英誉先生の事例報告は、山梨県側としましては、静岡県側のまとまった調査成果を知るよい機会となりました。また坂誥秀一先生からは、富士山の考古学的な調査成果は、地元の人たちや、富士山を訪れる観光客のみなさんに様々な形で提供されるべきだというお話もありました。先生が提唱されている「観光考古学」のよいモデルケースになりうるというお話もされ、みなさん真剣に耳を傾けておられました。 今回の講演会を終えて、今後も両県合同の研究発表会やシンポジウムなどを実施し、富士山信仰についての歴史を共に探究していくことが、富士山の価値を高め、正しく理解することにつながると感じました。また、それら成果は様々な形でみなさんに知っていただいてこそ、大きな財産になるのだと思います。 ▲坂誥秀一先生の講演▲渡井英誉先生の講演
内容
12時30分開場13時00分開演
風土記の丘研修センター講堂 〒400-1507山梨県甲府市下向山町1271
〈総括と展望〉「富士山信仰と考古学」坂誥秀一氏(立正大学名誉教授)
〈事例報告〉 1「富士山総合学術調査研究の概要と成果」堀内真氏(山梨県立博物館) 2「考古学的見地からの富士山信仰について―静岡県の事例を中心として―」渡井英誉氏(静岡県富士宮市教育委員会) 3「遺跡にみる富士山の災害と信仰―吉田口を中心に―」篠原武氏(富士吉田市教育委員会) 4「山梨県における富士山信仰遺跡の調査」野代恵子(山梨県埋蔵文化財センター)
山梨県埋蔵文化財センター 山梨県立博物館 山梨県富士山世界文化遺産保存活用推進協議会
山梨県埋蔵文化財センター史跡資料活用課 Tel055-266-3016 |