トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックス一覧 > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0164二本柳遺跡出土擂鉢
ページID:8071更新日:2015年12月24日
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たべものをすりつぶす道具二本柳遺跡は、南アルプス市(旧若草町加賀美)にあります。この地では、今から500年ほど前の室町時代に、「法善寺」(ほうぜんじ)というお寺を中心に、子院(しいん)と呼ばれるお寺が、20箇所ほどが造られたとても賑(にぎ)やかな地域でした。この子院の一つで「福寿院」(ふくじゅいん)というお寺と推定されている一部分に、農道が建設されることになったため、発掘調査がおこなわれました。 概要所在地南アルプス市(旧若草町加賀美字山宮地) 二本柳遺跡は、甲西バイパス建設に伴う調査も行われています。 二本柳遺跡出土の擂鉢について二本柳遺跡からは、井戸(いど)が1箇所、溝が3箇所・方形区画遺構(ほうけいくかくいこう)がたくさん確認さてました。なかでも、1号溝の中からは、今から500年くらい前の人々が、生活に使ったものがたくさん見つかっています。ここで、紹介する土製の擂鉢(すりばち)は、現在も使われている陶器の擂鉢と、形などがとてもよく似ています。 約400年前の櫛目現代の櫛目 古い擂鉢の特徴は、内側の櫛目(くしめ)の本数が少なく、しかも放射状(ほうしゃじょう)のことが多いようです。そして、縁(ふち)に一箇所だけ外側に向いた口をつけています。 関連トピックス、No.0144油田遺跡-木製竪杵-No.0122二本柳遺跡-福寿院-
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