トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0202平林2号墳
ページID:26215更新日:2016年2月8日
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甲府市から笛吹市にかけての甲府盆地北縁部には6世紀から8世紀初頭にかけての古墳が多く分布しています。これらは大きく3つのグループに分かれており、東より春日居古墳群、大蔵経寺山(だいぞうきょうじやま)古墳群、横根・桜井古墳群と呼ばれています。平林2号墳は、この中の41基からなる春日居古墳群に属しています。 発掘調査は西関東連絡道建設に伴って平成10(1998)年度に実施され、6世紀後半から8世紀初頭までの副葬品が数多く発見され注目を浴びました。 その種類は、土器類のほか、武器類・武具類・馬具類・装身具類などにもおよぶものです。 これまでの平林2号墳遺跡トピックス 0059平林2号墳-副葬品-2006年8月3日~2006年8月9日 0079平林2号墳-青銅鏡-2007年1月16日~2007年1月24日 0102平林2号墳-ガラス玉-2007年7月4日~2007年7月10日 所在地:笛吹市春日居町鎮目 時代:古墳時代後期~終末期 報告書:山梨県埋蔵文化財センター報告書第175集2000(H12)刊 山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター 〈写真〉調査前の古墳の様子 出土した飾り金具や装身具類〈写真〉装身具類(金環)出土状況 〈写真〉保存処理を終えた飾り金具類や装身具(金環) 装身具類(金環)はイヤリングとして使われていたと推測されるもので、大小6点ずつ合計12点が出土しています。いずれも、銅の芯に金メッキされているものです。大きさは2.6cmから約1cmまでとさまざまです。 飾り金具類は革帯の先端に付けられたものでハート型の透かしを開けたり細かな点描が施されたり細かな細工が見られます。 これらの細部にまでこだわった当時の人達の技法には驚かせられます。 |