トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックス一覧 > 遺跡トピックスNo.0368膳棚遺跡D区
ページID:52503更新日:2017年6月6日
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遺跡紹介遺跡名:膳棚遺跡(ぜんだないせき) 時代:縄文・平安 所在地:山梨市北地内 関連トピックス 発掘調査速報2膳棚遺跡D区の調査は、平成24年8月20日~平成25年1月15日の間で行われました。調査区の総面積は約8,600平方メートルであり、遺構としては平安時代の竪穴住居跡が43軒、土坑・ピットが121基、溝状遺構4条などが確認され、この地域に大規模な集落が存在していたことが確認できました。 写真上:膳棚遺跡D区航空写真(赤線範囲が調査区) また、遺物としては、平安時代末期の土器の特徴である、柱状高台(ちゅうじょうこうだい)や脚高高台(あしたかこうだい)を伴う土師器坏が多く出土しました。さらに、緑釉陶器(りょくゆうとうき)の皿や灰釉陶器(かいゆうとうき)の花瓶(けびょう)など、祭祀行為に使われたと考えられる遺物も多く出土しました。 写真左:5号住居出土脚高高台坏 写真右:5号住居出土脚高高台坏(裏面より) 写真左:34号住居出土柱状高台坏 写真右:34号住居出土柱状高台坏(裏面より) 写真左:10号住居遺物検出状況 写真右:10号住居出土灰釉陶器花瓶 写真左:5号住居遺物検出状況 写真右:5号住居出土緑釉陶器皿 発掘作業は終了しましたが、これからは整理作業を通して、出土遺物・遺構の性質や特徴をより詳しく分析していく作業を行います。その結果新しく確認された内容については、今後も情報発信をしていきたいと考えています。 埋蔵文化財センターからのお知らせ今回の発掘調査成果は、平成25年3月9日~4月7日の間に県立考古博物館で開催されています、「知ろう山梨の歴史!山梨の遺跡展2013」にてご覧になれます。この遺跡展では、今回紹介した膳棚遺跡D区のほかにも、平成24年度に埋蔵文化財センターが行った最新の発掘調査成果が目白押しです。また、埋蔵文化財学習活用事業や資料普及事業の様子をパネル展示しています。 みなさま、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。詳細へ 次の遺跡トピックスへ|遺跡トピックス一覧へ|一つ前の遺跡トピックスへ
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