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ページID:107010更新日:2023年2月21日
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令和5年2月20日(月)、総合理工学研究機構総長室において「令和4年度Y-CROST研究奨励賞」の授賞式と受賞講演が行われました。
第5回目となる本年度は、選考の結果、1名の受賞者が選出され、内田総長より賞状と記念品が授与されました。記念品は、総理研初代総長を務められた大村智先生が自ら祝辞「至誠惻恒」と署名をされた著書「自然が答えを持っている」です。
授賞式に引き続き、受賞者による講演が行われました。受賞者は、受賞の喜び、謝辞を述べた後、研究内容について講演し、県の関係部局や試験研究機関の職員約50名がオンラインで視聴しました。
深澤事務局長 渡辺主任研究員 内田総長
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果樹試験場 主任研究員 渡辺晃樹(わたなべ こうき) 研究テーマ:醸造用ブドウの品質・生産性向上に関する研究 研究業績:山梨県は、より高品質なワインの生産を目指し、醸造用ブドウの高品質化と醸造技術の高度化への取り組みを進めてきた。渡辺氏は、醸造用ブドウに適した台木の選定や県産ワインの主力品種である「甲州」の系統間による果実品質や収量特性の違いなどを明らかにし、醸造用ブドウ生産者の栽培技術の向上や醸造目的別の系統選択などに貢献した。また、山梨県ワイン酒造組合が発刊した「山梨県醸造用ブドウ栽培マニュアル」の編集及び分担執筆や山梨大学の「ワインフロンティア養成プログラム」での講演など成果の普及と人材育成にも貢献した。さらに、学会発表にも努力し、山梨県と山梨県ワイン酒造組合が令和4年度に「日本ブドウ・ワイン学会賞(技術賞)」を共同受賞する礎となったことは高く評価できる。 |