ページID:67354更新日:2024年10月18日
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山梨県では、県産ワインのブランド化と販路開拓の一環として、地元ワイナリー等が甲州ワインを中心とした山梨ワインを海外へ輸出するプロジェクト(Koshu of Japan)を支援しています。
本プロジェクトは、英国在住で、ワイン業界の世界的権威である「マスター・オブ・ワイン」の資格を持つリーン・シェリフ氏をコンサルタントに迎え、平成21年度に世界のワイン情報の発信地であるロンドンにおけるプロモーションを開始しました。
これまでのプロモーション活動により、主軸である「甲州」の繊細でクリーンな味わいは、世界に通用するワインとしてロンドンで高い評価を得ています。
<活動内容>
平成22年1月 |
15社が参加し、1回目となるロンドンでのプロモーションを行いました。横内正明知事も自らロンドンに赴いてトップセールスを行いました。 |
平成23年1月 |
2回目のロンドンプロモーションを行い、トップジャーナリストやインポーター向けの試飲会を開催し、甲州ワインを幅広くPRするとともに、具体的な商談を行いました。 |
平成24年2月 |
3回目のプロモーションを行い、ロンドンプロモーションのほか、これまでの積極的な活動が認められ、世界の主要なワイン産地であるフランス・パリにおいてもプロモーションを開催しました。 |
平成25年2月 |
4回目のロンドンプロモーションを行い、新たに、WSETロンドン本校においてテイスティングセミナーを開催しました。 |
平成26年1月 |
再び横内知事がロンドンに赴き、在英日本大使公邸において、トップジャーナリストに対しトップセールスを行いました。 |
平成27年2月 |
6回目となるロンドンプロモーションを行ったほか、北欧スウェーデンにおいて甲州ワインセミナーを開催しました。 |
平成28年2月 | 新井副知事がロンドンに赴き、トップジャーナリストに対し甲州ワインのPRを行いました。 |
平成29年1月 |
後藤知事がロンドンに赴き、甲州ワインをはじめとした山梨ワインについて、ジャーナリスト等に対しトップセールスを行いました。 (※8回目となるロンドンプロモーションからは、対象を甲州ワインから山梨ワインに拡大しました。) |
平成30年2月 |
9回目となるロンドンプロモーションを行い、ジャーナリスト等向けのセミナーやインポーター等向けの試飲会、在英日本料理店で甲州ワインをグラスで提供するイベント等を開催しました。 |
平成31年2月 |
10回目となるロンドンプロモーションを行い、前年に行った取り組みに加え、ワイン愛飲家やWSETの生徒を対象としたセミナーを行いました。 |
令和2年2月 |
11回目となるロンドンプロモーションを行い、トップジャーナリスト等向けのセミナーや、インポーター等向けの試飲会等を開催しました。 |
令和3年~5年 |
12~14回目のプロモーションは、コロナ禍により、オンラインでロンドンのトップジャーナリスト等向けにテイスティングセミナーを実施しました。 |
令和6年2月 |
15回目となるプロモーションは、4年ぶりにロンドン現地でトップジャーナリスト等向けのセミナーや、インポーター等向けの試飲会等を開催しました。 |
ロンドンでのプロモーションのほか、海外のワイン識者を山梨に招聘し、産地を取材した内容を情報発信していただく取り組みを行っています。
その他、平成22年8月には、日本固有のブドウ品種「甲州」が、ワインに関する国際機関「葡萄・ワイン国際機構」(OIV、本部・パリ)が作成する「葡萄の品種同意語リスト(International list of vine varieties and their synonyms)」に、国内の醸造用ブドウ品種として初めて登録されました。これにより、ブドウ品種名「甲州(Koshu)」をワインラベルに記載することが可能となりました。
また平成25年7月には日本のワイン産地として初めて国税庁長官から地理的表示「山梨」の告示を受けたことにより、ワインラベルに産地名を記載できるようになり、国際的にも産地表示がされた上質なワインとして流通が可能になり、本プロジェクトの推進に一層弾みがつきました。
山梨県は、山梨ワインのブランド確立を図るため、引き続きさまざまな支援をしていきます。
令和2年2月のロンドンプロモーション
(インポーター等向け試飲会の様子)
(トップジャーナリスト等向けセミナーの様子)