トップ > 組織案内 > 山梨県産業技術センター > 補助事業による新規導入設備(2019年度)
ページID:92146更新日:2020年4月30日
ここから本文です。
補助事業による新規導入設備(2019年度)2019年度公益財団法人JKA補助事業の紹介 山梨県産業技術センターは、公益財団法人JKAから、2019年度の公設工業試験研究所等の設備拡充補助事業による補助金(競輪の補助金)の交付を受け、設備の拡充等を行いました。 補助事業の概要素材表面に機能性を付加する表面処理は、製品の小型化・高機能化に伴い、形成する被膜等の微細化・精密化や品質安定性が求められ、その評価や品質管理は必要不可欠となっています。そこで、産業技術センターに被膜等の評価に必要な、1.蛍光エックス線膜厚計、2.自動フォーカス微小硬さ試験機を導入し、表面処理部品の評価を可能とすることで、県内企業の製品の品質向上を支援します。 予想される事業実施効果様々な製品に多用されている表面処理に関する評価機器を整備し、従来十分に対応できていなかった表面処理部品の評価を可能とすることで、県内企業における新製品開発や品質向上による技術力、競争力の向上を図ると同時に、成長産業分野(クリーンエネルギー、スマートデバイス、生産機器システム、医療機器)への活用拡大が期待されます。 本事業により導入した設備1.蛍光エックス線膜厚計設置場所山梨県産業技術センター甲府技術支援センター 研究管理棟 概要試料にエックス線を照射し、そこから発生する蛍光エックス線の強度からめっきなどの金属薄膜の厚みを計測する装置です。蛍光エックス線による膜厚測定は試料を非破壊で測定でき、10秒~数分間程度の短時間で測定可能です。微小領域の多層めっき膜や合金めっき膜の測定が可能で、様々なめっき製品の膜厚測定に活躍します。 仕様測定原理 :エネルギー分散型蛍光X線分析法
株式会社日立ハイテクサイエンス EA6000VX
2.自動フォーカス微小硬さ試験機設置場所山梨県産業技術センター甲府技術支援センター 研究管理棟 概要ダイヤモンドの圧子を被試験物に対して一定の試験力で押し込み、そのときにできるくぼみ(圧痕)の面積から硬さを判断する装置です。試料台を左右(X)方向、奥行(Y)方向に数マイクロメートルの精度で正確に移動させ、極微小荷重を付加することが可能なため、薄膜層や表面硬化層の断面硬さを測定することができます。また、あらかじめ用意したプログラムにより、試料ステージが自動で移動することで、試料表面および断面の硬さ分布を容易に測定することが可能です。 仕様(1)硬さ試験の形態:ビッカース,ヌープ
株式会社ミツトヨ HM-220D
事業内容についての問い合わせ
|
団体名 |
山梨県産業技術センター (ヤマナシケンサンギョウギジュツセンター) |
住所 |
400-0055 山梨県甲府市大津町2094 |
担当部署 |
1.蛍光エックス線膜厚計 甲府技術支援センター (ザイリョウ・ネンリョウデンチギジュツブ) 2.自動フォーカス微小硬さ試験機 甲府技術支援センター 材料・燃料電池技術部 工業材料科 (ザイリョウ・ネンリョウデンチギジュツブ) |
担当者 |
試験装置についてのお問い合わせは担当部署にお願いします。 |
電話番号 |
055-243-6111(代表) |
ファックス番号 |
055-243-6110 |
|
|
URL |
この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。