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corona

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(PDF:66KB)  new 2024.4.19

YCDC医師からのメッセージ

 定点情報(2024年第28週:7月8日~7月14日)/ その他情報(公表までに把握した情報)

                             (7月18日 山梨大学医学部附属病院 井上修 医師)

〇リスクアセスメント
【新型コロナウイルス感染症】
定点医療機関から報告された新規感染者数は、前週の244人(定点あたり5.95)に対し第28週は348人(定点あたり8.49)へと増加しました。特に中北エリアと甲府市エリアで報告数が大きく増加していますが、その他のエリアでも増加傾向にあります。下水中のウイルスRNA量も前週の4倍程度に増加しています。県内は感染拡大期に入ったと考えられます。
変異株の分析では、KP.3およびXDQ.1が検出されています。ともに免疫回避能力が高く、過去のワクチン接種や罹患により獲得した中和抗体が効きにくいという特徴があります。今後既感染者も含め感染が拡大する可能性が高い状況です。

【A群溶血性レンサ球菌性咽頭炎】
県内での報告総数は前週と比較して大きく増加はしていませんが、地域毎にみると増減がみられています。中でも甲府市エリアでは現在も患者数が多く報告されています。保育所など集団生活の場で感染が拡がりやすいため、今後も各地域で増減をくり返す可能性があります。

【手足口病】
県内では各地域で増加傾向が続いています。報告数では中北エリアが多く、富士・東部エリアでも報告数が前週の倍に増えています。全国的にも流行中で、県内でも今後も流行が続くと予想されます。

【急性出血性結膜炎】
結膜(白目やまぶたの粘膜)におきるウイルス性の炎症で、目の痛みや結膜の充血、出血を伴います。頭痛や発熱などの感冒様症状を伴うこともあります。これまで季節的な流行はみられていません。県内では、前週に引き続き富士・東部エリアで報告が多い状況が続いています。

〇対応
全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が報告されています。山梨県内でもこの2週で報告数が2倍になっています。これから8月の夏休み期間にかけて全国的にウイルスが蔓延した状態となる可能性が高くなっています。現在流行中のウイルス株は既感染者であっても再感染するなど感染力が非常に高いことが問題です。旅行や帰省などのお楽しみは、発熱や咽頭痛、咳嗽など体調不良を感じる際に出発を1週程度延期できるような余裕を持った計画が安全です。体調不良で出発すると同伴の方々も相次いで体調不良となり楽しめないばかりか、訪問先でも感染を拡げてしまう恐れがあります。日常生活の中では、体調不良時にしっかりマスクを着用するようにしましょう。体調が十分でも、クリニックや病院等の医療機関や、高齢者施設、障害者施設など感染が特に拡がりやすい環境ではマスクを着用するようお願いいたします。
また、気温・湿度が高くエアコンが欠かせない季節となってきましたが、多くのエアコンには換気機能がありません。外気温との兼ね合いもありますので、窓開けのほか、台所や洗面所の換気扇を活用することで換気を確保するようにしてください。

 

感染症発生状況

今週の感染症発生状況はこちら をご覧ください ! 

 *保健所毎疾患毎(インフルエンザ・コロナ・RSウイルス・感染性胃腸炎など)に今週の状況がご覧になれます。
 *3月末までトップページに掲載していたコロナ入院情報は 新型コロナウイルス感染症 のページに掲載しています。

      2024年7月18日作成

インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症について県内41箇所の定点医療機関から
報告された患者数及び1医療機関あたりの患者数を集計しました【黄色 注意報】

対象期間:2024年第28週〔2024年7月8日(月曜日)~2024年7月14日(日曜日)〕

toppage_infmap202415w                                            新型コロナウイルス感染症28週   

インフルエンザ
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
28週 報告数 2 2 - - - -
定当 0.05 0.15 - - - -
27週 報告数 8 2 1 - 5 -
定当 0.20 0.15 0.14 - 0.56 -
26週 報告数 1 - - - - 1
定当 0.02 - - - - 0.11
25週 報告数 3 2 - - - 1
定当 0.07 0.15 - - - 0.11
24週 報告数 - - - - - -
定当 - - - - - -
新型コロナウイルス感染症
山梨県 中北 峡東 峡南 富士・東部 甲府市
28週 報告数 348 163 45 18 61 61
定当 8.49 12.54 6.43 6.00 6.78 6.78
27週 報告数 244 100 48 10 54 32
定当 5.95 7.69 6.86 3.33 6.00 3.56
26週 報告数 170 81 30 6 36 17
定当 4.15 6.23 4.29 2.00 4.00 1.89
25週 報告数 130 68 15 3 26 18
定当 3.17 5.23 2.14 1.00 2.89 2.00
24週 報告数 116 43 20 3 27 23
定当 2.83 3.31 2.86 1.00 3.00 2.56

 

発生動向に関する各種資料 (定点把握対象疾患・全数把握対象疾患の発生状況病原体検出状況などがご覧になれます)

 

新型コロナウイルス感染症について

 新型コロナウイルス感染症とは、新型コロナウイルスによって起きる感染症です。主に鼻やのど、気管、肺などの臓器(呼吸器)に感染し、インフルエンザや風邪に似た症状を引き起こします。
   *新型コロナウイルス感染症の法律上の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」に移行しました。

 

新型コロナウイルス感染症に関する詳細情報は以下のページをご覧ください。

 

 

下水サーベイランス

 下水中のウイルスを検査・監視する下水サーベイランス(下水疫学調査)は、受診行動や検査数等の影響を受けることなく、無症状感染者を含めた感染状況を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
 本県では感染状況のトレンドを把握し、感染対策に活用するため、令和5年7月から下水サーベイランス事業を実施しています。

 詳しい情報は こちら

最新・話題のレポート

 ★厚生労働省や国立感染症研究所などが公表する最新・話題のレポート

 ★警報・注意報疾患に関するページ

  手足口病 
  急性出血性結膜炎

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山梨県で発生している感染症情報

警報

手足口病(中北保健所、富士・東部保健所、甲府市保健所管内)
急性出血性結膜炎(富士・東部保健所管内)

注意報

【山梨独自基準】新型コロナウイルス感染症(中北保健所)