トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > ものづくり教室・少人数向け体験 > ものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」 > 原始古代の技に学ぶ第7回「干支(巳)の土鈴とミニチュア土器作り」
ページID:116938更新日:2024年9月22日
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県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。
今年度第7回のものづくり教室は第41回特別展「縄文時代の不思議な道具」の連携企画として、干支(巳)の土鈴とミニチュア土器作りを開催いたします。
干支(巳)の土鈴とミニチュア土器の制作例
土鈴(どれい)は粘土を焼いて作られた音具です。現在は民芸品として一般的ですが、その起源は縄文時代にまでさかのぼります。山梨県内の縄文時代の遺跡からも球形の土鈴が出土しており、土笛などと並んで祀り(まつり)の場などで使用されたと考えられています。
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一方、ミニチュア土器はその名の通り、とても実用とは思えないほど小さい土器です。本来の土器が持つ、容器としての実用性を欠いているにもかかわらず作られたその意味を考察するのは困難ですが、出土状況などから子どものおもちゃや、儀礼などに用いられるものと考えられています。
また、ヘビは縄文土器のモチーフとして表現されることがあります。水の神と考えられたり、竜といっしょの神であったり、また男性を思い浮かべるなどいろいろなとらえ方があります。むかしからマムシは毒蛇としておそれられ、また脱皮することから生まれ変わりの象徴ともなります。縄文土器だけでなく土偶の頭の上や人面装飾の上にもヘビが表現されることがあり、ヘビに対して特別な思いがあったことがわかります。
ヘビが表現された縄文土器の一例
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今回のものづくり教室では古代の音具や、令和7年の干支・巳(ミ─ヘビ)をかたどった土鈴作りと、ミニチュア土器作りを体験していただきます。なお、作品は1週間程度自然乾燥させた後、職員が焼成して完成となります。完成品のお渡しは12月上旬を予定しております。あらかじめご了承ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
令和6年10月26日(土曜日)
午前9時30分~午後3時(お昼休みを含みます)
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
16歳以上の方・12名
500円
教材費ならびにイベント保険料です。参加時にお支払いください。
エプロン、筆記用具、巳のイラストなど作品の参考となる資料(必要に応じて)、昼食
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。また、新型コロナウイルス等の感染症対策として、マスクの着用を推奨いたします。
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話またはご来館、お申し込みください。
令和6年9月28日(土曜日)よりお申し込みを承ります。お申し込みが定員に達し次第、募集を締め切ります。
お申し込み後、キャンセルまたはご欠席される場合はお早めにご連絡くださいますようお願いいたします。
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(10月14日は開館)、9月21日(土曜日)~27日(金曜日)
9月21日~27日の間は第41回特別展「縄文時代の不思議な道具」(会期:9月28日~11月24日)の展示準備等により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。
ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。