トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 埋蔵文化財センター_発掘体験セミナーのページ > 平成30年度12月現地説明会in新町前遺跡
ページID:88884更新日:2019年2月22日
ここから本文です。
平成30年12月8日(土曜日)に、新町前遺跡(市川三郷町)で、3.区現地説明会を開催しました。今回は、前日夕方の情報番組や当日の防災無線での広報もあり、地元の方を中心に午前100名、午後72名の参加がありました。
現地説明会のようす 出土した遺物の展示
今回の現地説明会は、参加人数が多かったため、2班に分けての説明会となりました。前回の3.区現地説明会では、中世の水田の畦や河川の氾濫跡、水田に残る足跡などの痕跡を中心とした説明がありました。
今回は、中世の水田面の下の層から見つかった平安時代の集落跡の説明と出土遺物の見学があり、河川氾濫に遭いながらもこの地に住んでいた新町前遺跡の集落の人々のようすを見学しました。
住居跡から出土した遺物の説明 氾濫した土の堆積状況についての説明
調査によって30軒を超える平安時代の竪穴住居跡が確認され、遺跡の全容が徐々に見えてきた今回の現地説明会(今年度最後)。今後、発掘調査で得られた成果を「発掘調査報告書」という形でまとめていきます。
今回の説明会でこの遺跡が間近で見られるのは最後となりましたが、全3回の現地説明会で地元の方を中心に県内外から多くの参加者にこの新町前遺跡について知ってもらえたと感じています。ご参加ありがとうございました。