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平成30年11月10日(土曜日)に、新町前遺跡(市川三郷町)で、Ⅱ区・Ⅲ区現地説明会を開催しました。今回は、午前中のみの説明会ということもあり、30名の参加がありました。
現地説明会のようす 出土した遺物の展示
10月8日に実施したⅠ区・Ⅱ区現地説明会では、中世の水田の畦や河川の氾濫跡、水田に残る足跡などの痕跡を中心とした説明がありました。
今回は、中世の水田面の下の層から見つかった平安時代の集落跡の説明があり、住居跡(竪穴建物跡)から確認された煮炊きをするカマド跡や出土した土器などを見学しました。
発掘調査によって平安時代の人々がどんな暮らしをしていたのかが徐々に見えてきました。
住居跡から出土した遺物の説明 住居跡の中に残る炭化材
Ⅲ区は、現代の掘削工事等によって遺構面がかなり壊されていますが、調査によって遺跡の全容が徐々に見え始めています。
12月8日に行う3回目の現地説明会(今年度最後)に是非参加され、当時の市川大門に暮らした人々の生活に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。