トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0006十五所遺跡
ページID:4566更新日:2017年5月19日
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十五所遺跡〔じゅうごしょいせき〕十五所遺跡は、弥生時代後期から古墳時代前期にかけてのムラの遺跡です。一般国道52号(甲西バイパス)改築工事及び中部横断自動車道建設工事により平成6年度から8年度の3年間にわたって発掘調査が実施されました。 この地域は砂利土で、遺跡発見が困難と言われていましたが、住居跡や甲府盆地西部で初めての方形周溝墓群(18基、弥生時代後期)が見つかりました。この時代、この地域で立派なお墓がたくさんできたことは、社会にゆとりができたということを示しています。
所在地:南アルプス市(旧中巨摩郡櫛形町)十五所および吉田
時代:弥生時代、古墳時代、平安時代
報告書:山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第158集[1999年3月発行] 他に概報(第104集、第113集、第128集)もあります
調査機関:山梨県教育委員会山梨県埋蔵文化財センター [写真]方形周溝墓群(遠景) 細い帯状の溝は、方形周溝墓の形状の確認が困難な遺跡のため、調査のために掘ったものです。 出土した遺物[写真]十五所遺跡出土の壺形土器 写真一番左のような円形貼付文や縄文が付いている壺が出土しました。遺物は、方形周溝墓の溝から多く出土しています。方形溝周墓にまつられたこのような壺は、この後の古墳時代の壺形埴輪につながると考えられています。 この他にも十五所遺跡で出土した遺物を、山梨県立考古博物館の常設展示で見ることができます。
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