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ページID:31531更新日:2024年7月2日
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自動車は生活に欠かせない便利な乗り物です。しかし、自動車から出る排気ガスは「二酸化炭素」をたくさん含んでいて、地球温暖化の大きな原因のひとつとなっています。
山梨県内で出されている二酸化炭素の約3割は自動車からのものです。全国の割合は2割程度ですから、運輸部門からの二酸化炭素の排出抑制は山梨県の重要な課題となっています。
2014年11月にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)が公表した報告書において、温室効果ガスの排出が現状のまま続いた場合、21世紀末には平均気温が最大4.8℃上昇する可能性があること、生態系、健康への悪影響や異常気象の多発、海面上昇による災害のリスク増大が懸念されるなどとされています。
私たち一人ひとりの行動は小さなものですが、その小さな積み重ねが地球温暖化を防ぎ、すばらしい環境を未来に引き継ぐことになるのです。
誰にでもすぐできる「エコドライブ(環境に配慮した運転)」を一緒に始めませんか。
県では従来「アイドリングストップ」を展開してきましたが、さらなる取り組みを図るため平成16年度から「エコドライブ」を新たに推進しています。
「エコドライブ」は環境にやさしい運転方法であるエコドライブを普及させることで、自動車から排出される二酸化炭素の削減を図り、地球温暖化を防止する活動です。
国では、行楽シーズンであり自動車に乗る機会が多くなる11月を「エコドライブ推進月間」と位置づけています。
今まで「エコドライブ」を知らなかった人はこれを機に、ちょっとした運転方法の工夫でできる地球とお財布に優しい運転テクニックであるエコドライブに取り組みましょう! 詳しいエコドライブ方法はこちら
また、県では、エコドライブに積極的に取り組むことを表明していただく「エコドライブ宣言」を募集しています。宣言していただくと、山梨県オリジナル啓発ステッカーを差し上げていますので、ぜひ宣言していただき、エコドライブの普及と地球温暖化防止に一緒に取り組みましょう! エコドライブ宣言の方法はこちら
ちょっとした運転方法の工夫で、ガソリンの消費量を減らすことができる、地球とお財布にやさしい運転テクニックです。
エコドライブのポイントをまとめたものが「エコドライブ10のすすめ」です。まずはこの10項目に取り組み、環境にやさしいエコドライバーを目指しましょう。
発進するときは、穏やかにアクセルを踏んで発進しましょう(最初の5秒で、時速20km程度が目安です)。日々の運転において、やさしい発進を心がけるだけで、10%程度燃費が改善します。焦らず、穏やかな発進は、安全運転にもつながります。
走行中は、一定の速度で走ることを心がけましょう。車間距離が短くなると、ムダな加速・減速の機会が多くなり、市街地では2%程度、郊外では6%程度も燃費が悪化します。交通状況に応じて速度変化の少ない運転を心がけましょう。
信号が変わるなど停止することがわかったら、早めにアクセルから足を離しましょう。そうするとエンジンブレーキが作動し、2%程度燃費が改善します。また、減速するときや坂道を下るときにもエンジンブレーキを活用しましょう。
車のエアコン(A/C)は車内を冷却・除湿する機能です。暖房のみ必要なときは、エアコンスイッチをOFFにしましょう。また、冷房が必要なときは、車内を冷やしすぎないようにしましょう。たとえば、車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合、エアコンスイッチをONにしたままだと12%程度燃費が悪化します。
待ち合わせや荷物の積み下ろしなどによる駐停車の際は、アイドリングはやめましょう(※1)。10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で、130cc程度の燃料を消費します。また、現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要です(※2)。エンジンをかけたらすぐに出発しましょう。
※1:交差点で自らエンジンを止める手動アイドリングストップは、以下の点で安全性に問題があるため注意しましょう。
(自動アイドリングストップ機能搭載車は問題ありません。)
・手動アイドリングストップ中に何度かブレーキを踏むとブレーキの効きが悪くなります。
・慣れないと誤作動や発進遅れが生じます。またバッテリーなどの部品寿命の低下によりエンジンが再始動しない場合
があります。
・エアバッグなどの安全装置や方向指示器などが作動しないため、先頭車両付近や坂道での手動アイドリングストップ
はさけましょう。
※2:-20℃程度の極寒冷地など特別な状況を除き、走りながら暖めるウォームアップ走行で充分です。
出かける前に、渋滞・交通規制などの道路交通情報や、地図・カーナビなどを活用して、行き先やルートをあらかじめ確認し、時間に余裕をもって出発しましょう。さらに、出発後も道路交通情報をチェックして渋滞を避ければ燃費と時間の節約になります。たとえば、1時間のドライブで道に迷い、10分間余計に走行すると17%程度燃料消費量が増加します。
タイヤの空気圧チェックを習慣づけましょう。タイヤの空気圧が適正値より不足すると、市街地で2%程度、郊外で4%程度燃費が悪化します(適正値より50kPa(0.5kg/㎠)不足した場合)。また、エンジンオイル・オイルフィルタ・エアクリーナエレメントなどの定期的な交換によっても燃費が改善します。
運ぶ必要のない荷物は車からおろしましょう。車の燃費は、荷物の重さに大きく影響されます。たとえば、100kgの荷物を載せて走ると、3%程度も燃費が悪化します。また、車の燃費は、空気抵抗にも敏感です。スキーキャリアなどの外装品は、使用しないときには外しましょう。
迷惑駐車はやめましょう。交差点付近などの交通の妨げになる場所での駐車は、渋滞をもたらします。迷惑駐車は、他の車の燃費を悪化させるばかりか、交通事故の原因にもなります。迷惑駐車の少ない道路では、平均速度が向上し、燃費の悪化を防ぎます。
自分の車の燃費を把握することを習慣にしましょう。日々の燃費を把握すると、自分のエコドライブ効果が実感できます。車に装備されている燃費計・エコドライブナビゲーション・インターネットでの燃費管理などのエコドライブ支援機能を使うと便利です。
「エコドライブ10のすすめ」に積極的に取り組むことを表明していただく、「エコドライブ宣言」を募集しています。
エコドライブ宣言をして、エコドライブの普及と地球温暖化の防止に一緒に取り組みませんか。
エコドライブ宣言をされた方には、啓発ステッカーとチラシを差し上げています。ハガキ、FAX、メールのいずれかの方法で宣言できます。(ステッカーは、宣言車両1台につき1枚です。)
山梨県外にお住まいの方からの宣言も受け付けています。
団体(企業・職場等)で宣言をされる場合は、こちら(エクセル:15KB)をご利用ください。
団体の場合は「やまなしくらしねっと」からでもエコドライブ宣言を行えます。 → 関連リンク:やまなしくらしねっと
エコドライブ啓発ステッカー(タテ約4.5cm×ヨコ約10cm ※ステッカーのデザインは変更する場合があります。)
ハガキの場合 |
〒400-8501 山梨県庁環境・エネルギー部環境・エネルギー政策課(郵便番号を記入すれば、住所は記入不要です) |
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FAXの場合 |
055-223-1636 |
メールの場合 |
内容は、次の1)~5)の各項目を記載してください。
件名(タイトル)「エコドライブ宣言をします」
お寄せいただいた宣言内容は統計的に処理するもので、集計目的以外には使用せず、個人情報は第三者に開示せぬよう取り扱います。また、お知らせいただいた住所・氏名は啓発ステッカー・チラシを発送の目的で、メールアドレスは不明な点・お知らせしたいことなどをご連絡する目的でのみ使用いたします。
令和4年度宣言車数925台
主旨にご賛同いただいた個人や団体、企業から多くの宣言をいただくことができました。
エコドライブの更なる普及のため、引き続きご協力をお願いします。