ページID:2076更新日:2024年9月4日
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PCB(Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル))は、水に極めて溶けにくく、沸点(約600℃)が高いなどの物理的な性質を有する主に「油状」の物質です。また、熱で分解しにくい、不燃性、絶縁性が高いなど、化学的に安定した性質を持っております。
PCBは、ポリ塩化ビフェニル化合物の総称であり、その分子に保有する塩素の数やその位置の違いにより理論的に209種類の異性体が存在し、なかでも、コプラナーPCB(コプラナーとは、共平面状構造の意味)と呼ばれるものは毒性が極めて強くダイオキシン類として総称されるものの一つとされております。
詳細については、http://www.jesconet.co.jp/business/PCB/pcb_03.html(JESCOホームページ)を参照願います。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、絶縁性(電気を通しにくい)、不燃性(燃えにくい)などに優れた特性を有することから、トランスコンデンサといった電気機器をはじめ幅広い用途に使用されてきましたが、昭和43年にカネミ油症事件が発生して、その毒性が社会問題化し、昭和47年にPCBの製造は止められました。
その後、思うように処理施設の設置が進展しないこともあり、今日までの長期にわたり、保管を続けていただくことになりましたが、その間、PCBの紛失等により、環境汚染が懸念されている状況です。
詳細については、http://www.jesconet.co.jp/business/PCB/pcb_02.html(JESCOホームページ)を参照願います。
(JESCOホームページ)
(室蘭市のホームページ「PCB廃棄物処理事業について」)