ページID:75536更新日:2017年3月6日
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第10回やまなし農村風景写真コンクールにたくさんのご応募ありがとうございました。
厳正な審査の結果、入賞作品17点を決定しましたので発表します。
賞 |
受賞者名 |
住 所 |
作 品 名 |
山梨県知事賞 |
中村 知子 |
中央市 |
富士より高く |
審査委員長賞 |
金子 卓司 |
都留市 |
大好きなぶどう |
農政部長賞 |
熊王 広幸 |
甲府市 |
とった~ |
富士山賞 |
花輪 富夫 |
南アルプス市 |
忍野の春 |
季節賞(春) |
星野 郁男 |
上野原市 |
春の息吹 |
季節賞(夏) |
内藤 均 |
南アルプス市 |
果実収穫の頃 |
季節賞(秋) |
大柴 力 |
韮崎市 |
今年も豊作 |
季節賞(冬) |
河西 茂彦 |
南アルプス市 |
冬に咲く |
入選 |
能川 慎弥 |
川崎市 |
春陽の下で |
入選 |
鈴木 定 |
相模原市 |
棚田の朝 |
入選 |
小林 秀次 |
笛吹市 |
枯露柿の季節 |
入選 |
小尾 明 |
甲府市 |
佳き日、花に囲まれて |
入選 |
志村 茂雄 |
笛吹市 |
お田植のあと |
入選 |
小林 祐太 |
甲州市 |
ガールトーク |
入選 |
木谷 昌経 |
市川三郷町 |
茜色に染まる |
入選 |
藤巻 正英 |
南アルプス市 |
見守る人 |
入選 |
岡田 泰文 |
甲斐市 |
白い大地 |
入選は受付順となります。
[講評]山梨市中央市中楯の中村さん、主婦である。富士山が綺麗に見えた夏の日、ご主人と息子さんが楽しそうに過ごしている姿を撮影したもので、ご自分でも大切な写真だとおっしゃっている。ご主人が高く抱き上げているお子さんの嬉しそうな顔、状態がみごとに再現されていて、他人眼にも微笑みが感じられる。富士山も、その情景にふさわしく一筋の雲をたなびかせて遠景に静まっている。周囲の情景も田園の中の道で、これまたのんびりとした、いかにも平和な情景をかもし出している。またと得難いワンショットである。
[講評]ブドウが大好きな子供さんを連れて勝沼に出かけ、そのときの団らんのさまを自写したときのこと。子供さんのいかにも楽しそうな笑顔と状態がみごとに捉えられている。誰しもこうした愉しいひとときを持ちたいと考えながら多忙のため、そうした時間を自由にとれずにいる。その尊い一瞬をみごとに捉えたシャッターチャンス。またと得難いチャンスの一技。
[講評]「とったー」の掛け声は、何と畑からやっと抜いた太い大根のこと。それを姉妹で頭上に差し上げているその嬉しそうな笑顔、見事なシャッターチャンスである。
楽しい生活を続ける家庭、一家の毎日の情景が目に見えるような気がする。
小川の畔に立つ二本のサクラの樹、折しも花盛りである。日和は晴天、富士山は白く厚く雲を破って春空を飾っている。何とものどかな一日、小川の流れも静かに流れて行く。空には一点の雲もなく、風もないこんな静かな春の一日、そぞろ歩きでもしたらどんなに愉しいか、日常の忙しい時間に追われている私にはそうした想いが、切実に身を苛み、憧れが身を焦がす。
一面に咲き広がる紅紫の花園、その彼方にはまた雲残る甲斐駒ケ岳が高い。ここは甲斐市大垈、まさしく別天地ともいえるところ。こんな美しいところに住んだら、どんなに幸せかと思う。遠景にちりばめられた新緑がまるでエメラルドのように鮮やかだ。
枝も折れんばかりに、桃の実がたわわに実る秋。秋の甲州路は食欲の候だ。私はいつもそう思いながら、そのくせ、ただの一度もこの甲斐路の秋を存分に愉しんだことがない。甲斐に生まれ、育ち、東京に出たのが昭和26年。この地とこの農醇な甲斐路の祀である。せめて一度はと思いながら、今年も遂にその望みは達成できそうにない。あぁ、何たる因果か!
はるかに残雪をいただく八ヶ岳、地上に一面広がるのは抜きたてのダイコン。今年も豊作か、真っ白の太いダイコンが畑一面に抜かれ、広げられている。まさに豊作を象徴するような光景だ。これがまた新漬けのたくあんとなって私たちの食卓を飾ってくれるのだ。
収穫後の桃にかぶせた袋が、あたかも果実のように見える。一足先に春が訪れたかと思わせる美観だ。あと二か月程で本当の花が咲き、花の後に果実が実る。その時が待ち遠しいのは私だけではあるまい。
山梨県農政部耕地課
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