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ページID：110828更新日：2023年10月22日

原始古代の技に学ぶ第8回「干支土鈴「辰」と泥メンコ作り」

県立考古博物館では月に1回程度、16歳以上の方を対象としたものづくり教室「原始古代の技に学ぶ」を開催しております。

今年度第8回のものづくり教室は、干支土鈴「辰」と泥メンコ作りを開催いたします。

干支土鈴「辰」の制作例 画像を拡大（JPG：797KB）

泥メンコの制作例 画像を拡大（JPG：954KB）

土鈴（どれい）は粘土を焼いて作られた土の鈴です。現在は民芸品として一般的ですが、その起源は縄文時代にまでさかのぼると考えられています。山梨県内の縄文時代の遺跡からも球形の土鈴が出土しており、当時は土笛（つちぶえ─土鈴と同様に土で作られた笛）などと並んで、祀り（まつり）の場などで楽器として使用されていたと考えられています。

酒呑場遺跡（北杜市）出土・土鈴
重要文化財・当館所蔵
写真左は土鈴本体、右は土鈴の底部と音を鳴らすための丸玉

一方、泥メンコは大きさ1～3cm程度で、型を使って粘土を形作り、素焼きによって作られた土製品です。

山梨県内では鰍沢河岸跡（南巨摩郡富士川町）から約250点もの泥メンコが出土しており、それらには実に多彩なモチーフが表現されています。特に信仰（七福神や天神様）や家内安全・商売繫盛（亀、宝船、唐獅子、打ち出の小槌）・五穀豊穣（農作物や米俵）を連想させる「縁起物」の表現が多いことから、何らかの祈願をするために用いられたのではないかと考えられています。

鰍沢河岸跡（南巨摩郡富士川町）出土・泥メンコ
当館所蔵

今回のものづくり教室では、令和6年の干支・辰（タツ）をかたどった土鈴作りと、鰍沢河岸跡出土品がモデルの泥メンコ作りを体験していただきます。

土鈴作りの様子（成形）

泥メンコ作りの様子（型取り）

なお、作品は2週間程度乾燥させた後、職員が焼成して完成となります。完成品のお渡しは12月上旬を予定しております（日にちはものづくり教室の当日にお知らせいたします）。あらかじめご了承ください。

皆さまのご参加をお待ちしております。

参加者（来館者）の皆様へ

接近しての指導となるため、新型コロナウイルス・インフルエンザ等感染症対策として、マスクの着用をお願いしております。ご理解・ご協力くださいますようお願いいたします。なお、ご来館前に必ず次のページをご確認ください。

ものづくり教室のご案内

開催日時

会場

会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図（GoogleMap）を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。（徒歩での通行は可能です）

対象・定員

参加費

持ち物・服装

エプロン、筆記用具、辰のイラストなど作品の参考となる資料（必要に応じて）

活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。

新型コロナウイルス・インフルエンザの感染防止のため、マスクの着用をお願いする場合がございます。

お申込み方法

参加には事前にお申込みが必要です。

風土記の丘研修センターへお電話またはご来館の上、お申込みください。

令和5年10月25日（水曜日）より、お申込みを承ります。お申込みが定員に達し次第、募集を締め切ります。

お申込み後、キャンセルまたはご欠席される場合は、お早めにご連絡くださいますようお願いいたします。

お申込み・お問合せ

10月31日～11月5日の間は、特別巡回展「発掘された日本列島2023」の撤収等により臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。

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