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ページID:4578更新日:2016年2月1日
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北杜市の遺跡
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原町農業高校前遺跡(はらまちのうぎょうこうこうまえいせき)
原町農業高校前遺跡は、縄文時代中期中葉から中期末にかけての大規模な集落跡です。 詳しくはこちらをご覧ください。遺跡トピックスNo.0075(原町農業高校前遺跡)、遺跡トピックスNo.0076(原町農業高校前遺跡)、遺跡トピックスNo.0109(原町農業高校前遺跡)
所在地:北杜市長坂町渋沢・塚川地内 時代:縄文時代早期・中期・後期、古墳時代、平安時代 報告書:
山梨県埋蔵文化財センター 人面装飾付土器(じんめんそうしょくつきどき)原町農業高校前遺跡から出土した土器の中には、下の写真のように土器の縁に人面の装飾が施されたものがあります。この土器は人面装飾付土器と呼ばれ、山梨県や長野県の縄文時代の遺跡を中心に、関東地方でも出土しています。 下の写真はほぼ完形の人面装飾付土器が出土した状況です。竪穴住居の柱穴内から顔を上に向けた状態で出土しています。 この人面装飾付土器をとりあげたところ、下の写真のように目・鼻・口が表現されていないことがわかりました。 人面装飾付土器は安産祈願や豊穣(ほうじょう)を願ってつくられていたとされています〔遺跡トピックスNo.0112(海道前C遺跡)〕。原町農業高校前遺跡から出土した人面装飾付土器はあえて目・鼻・口を表現しないことで、特別な意味をあらわしているのかもしれません。
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