トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックス一覧 > 遺跡トピックスNo.149大師東丹保遺跡(だいしひがしたんぼいせき)[南アルプス市]
ページID:23833更新日:2017年5月12日
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南アルプス市の遺跡
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遺跡詳細
大師東丹保遺跡からは、たくさんの木製品が出土しています。普通の遺跡では、木製品は土の中で腐って残りません。この遺跡は、釜無川右岸(滝沢川と坪川にはさまれた場所)にあり、水分が豊富で、たくさんの土が堆積(たいせき)し、その水分と土により木製品が真空パックされた状態になり残ったのです。 写真椀1.出土状況(現在、考古博で展示中) 写真椀2.出土状況 写真3.杓子出土状況
出土した木製品には、下駄(げた)・草履(ぞうり)・くしなどの生活用品、斎串(いぐし)[→リンク遺跡トピックスNo.60]・人形など祭りやまじないに使う道具がありました。生活用品の中に、漆椀・箸・杓子・曲物など食生活に関係する遺物も出土しています。
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