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ページID:71866更新日:2017年6月15日
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索引
あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行 |
片方の端を剣先状に尖らせ、もう片方の端を圭頭(中国の玉器“圭”似た丸い形)につくる短冊状の木製品。 『斎(い)み清められた串』という意味からその呼び名が来ており、「斎」は神聖なものを意味する接頭語、「串」は櫛などとも同じく、霊力を持つものをいうそうです。神の依代(よりしろ:地上に出現するための代わりの体)であり、結界を標示する祭祀具でもあります。 井戸の周りに立てたり、中に投入して清浄な水を得ることを願ったり、お祓いの場に立てて穢れを受ける人形(ひとがた)を悪霊から守り、これを無事に他界に送る手助けとしたと考えられています。 現在において、神社などで見られる紙垂の付いた榊の枝『玉串』につながるものです。
平田宮第2遺跡(中央市下河東字平田宮1110他)から出土した平安時代の斎串
関連遺跡トピックス→0010、0041、0060、0149、0259、0287、0331
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