ページID:5136更新日:2024年8月21日
ここから本文です。
山梨県は、中部地方に属し、日本列島のほぼ中央に位置しています。県土面積は、4,465㎢であり全国で32番目の大きさですが、山林が県土の大半を占め、平坦地は少なく可住面積割合は約21.1%となっています。
県の北東部には、秩父山系が連なり西部には南アルプスの3,000m級の山々がそびえ、南部には日本一の霊峰富士山、そして北部には八ヶ岳、茅ヶ岳が広い裾野を引いています。唯一県中央部に位置する甲府盆地のみが平地で、盆地の西部にある双葉ヘリポートに隣接して山梨県消防防災航空隊の事務所があります。
当航空隊は平成7年4月に発隊しました。また、機体は平成30年8月にシコルスキー式S-76B(JA‐6748/あかふじ)からシコルスキー式S-76D(JA223Y/あかふじ)へ機体更新されました。
わくドキやまなし「新型「あかふじ」Take off.」平成30年8月13日(月曜日)18時57分-19時00分(YBS)
雪山登山訓練【令和4年1月28日・31日・2月7日・10日】
雪山登山訓練【令和6年1月29日・30日・31日・3月13日】
消防防災航空隊は運航管理監(県職員)と隊員9名(消防本部からの併任職員)のほか、運航委託先「株式会社ジャネット」の操縦士2名、整備士3名、運航管理者1名の計15名で構成しています。
勤務は365日体制で、通常10名以上の体制で対応しています。
勤務時間は8時30分から17時15分までですが、緊急活動の場合は日の出から日没までとなっています。
ヘリは年間300時間を目途に運航しています。
耐空検査及び整備等により運航不能又は他の用務のため出動できない場合で、「大規模特殊災害時における広域航空消防応援実施要綱」の対象となる場合を除くヘリの出場事案が発生した場合に他県の協力を要するため、新潟県・長野県・群馬県・静岡県・埼玉県の5県と相互応援協定を結んでいます。
消防防災ヘリの出動システムとしては、事故・災害が発生した場所を管轄する消防本部(山梨県内に10消防本部)又は、市町村からFAXによって送られる「消防防災航空隊出動要請書」により要請を受け出動することとしています。
しかし、ケースによっては、山小屋の管理人等から電話で直接要請される事もあり、その場合、事後になるが所轄の消防本部から出動要請書を受領しています。
また、山梨県には消防防災ヘリと県警ヘリがありますが、県警ヘリが耐空検査時等で出動が不可能な場合など、山岳及び河川等での要救助者の救助活動や捜索活動の要請を県警から受け出動する場合もあります。
機体全長(ローターを含む) 15.97m
胴体長 13.22m
全幅 3.05m
全高 4.41m
ローター径 13.43m
最大離陸重量 5,386kg
空虚重量 3,576kg
有効積載重量 1,810kg
座席数 14席
最大限界速度 287km/h
航続距離 760km
航続時間 3時間18分
客席長さ 2.41m
幅 1.93m
高さ 1.37m
床面積 4.50平方メートル
容積 5.78立方メートル
燃料 標準搭載量 1,075L
増槽付搭載量 1,465L
エンジン 双発タービンエンジン
エンジン最大出力 2,154SHP(馬力)
トランスミッション
最大離陸出力 1,605SHP
最大連続出力 1,605SHP
メインローター 317回転/分
テールローター 1619回転/分
各種災害における住民への避難誘導・警報の伝達
山岳遭難事故・水難事故における捜索・救助
地震・風水害等における被災者の救出・搬送
林野火災における消火活動
災害時における緊急用物資の輸送
傷病者の緊急救急搬送
各種調査・広報活動・情報収集
その他
救助隊員の昇降、要救助者の吊り上げ救助等に使用します
可視・赤外線の撮影が可能で、林野火災時における残り火の確認や、ヘリコプターテレビ伝送システム活用時の撮影に使用します
空中消火装置や物資輸送用モッコ等を接続します
機体のカーゴフックに取り付け水や消火剤を搬送し、林野火災時の空中消火に活用します
機外カメラ等において撮影した映像をリアルタイムで地上に送信することが可能です
・救助資器材
①バーティカルストレッチャー、②ヘリハーネス、③ダブルスリング、④サバイバースリング、⑤レスキュースリング、⑥レスキューネット、⑦エバックハーネス⑧キャリングラック、⑨エンジェルハーネス
・救急資器材
⑩バックボード一式、⑪AED、⑫救急バック
・水難資器材
①セミドライスーツ、②ウェットスーツ、③PPE資器材一式、④浮環
あかふじニュースの閲覧はこちらから