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ページID:5851更新日:2018年3月16日
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BSE(BovineSpongiformEncephalopathy:牛海綿状脳症)は脳組織に異常プリオンと呼ばれる蛋白質が蓄積しスポンジ状の変化が起き、起立不能等の症状を示す悪性の中枢神経系の疾病です。
平成13年9月に国内で初めて牛海綿状脳症(BSE)に感染した牛が見つかり、同年の10月18日から、食用とする牛のスクリーニング検査が開始されました。平成28年度牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令が厚労省より公布され、健康牛のBSE検査が廃止されることになりました。
現在は、生後24か月齢以上で、原因不明の運動障害、知覚障害、反射異常、意識障害等の神経症状または全身症状を示す牛を対象にBSE検査の実施をしています。
スクリーニング検査の結果が出るまで、枝肉・内臓などは全て、と畜場内に保管されます。
検査の結果、陰性の場合は市場に流通し、陽性の場合は全て焼却処分されます。
延髄を採材して検査に用います。
検査結果は反応液の発色によって判定します。
写真は陽性コントロールによる発色です。
検査の流れは以下のようになってます。