ページID:117412更新日:2024年9月17日
ここから本文です。
小学校教員不足に関してです。
若い人たちで専科の教員免許を取得している人はたくさんいます。でもその大半が本来目指していた教員の道を諦め、違う職種についているのが現状だと思います。
そこでずっと考えているのですが、小学校でも専科制(体育・音楽・家庭科・図工美術など)を取り入れて、教員を目指す人への道を開くということはどうでしょうか?もちろんそれには大学でのカリキュラムにも影響してくると思うので、中学と小学校の専科の免許取得のための教育や、すでに大学を卒業してしまっている人には特別に講習を受けることで2種免許等取得できるようにするなど、改正しなくてはならないことも少なくないと思いますが、現状を変えるためにはこのくらいの改革をしなくては、いつまでも変わらないと思います。
小学校教員の持ち時間数を減らすため、教員を目指す若者の希望を叶えるため、どこかで改革する必要があるのではないかと考えます。
専門性を活かした教育にもつながると思うので、ぜひご検討いただきたいと思います。もちろん専科だから非常勤ということのないように、正規採用として働くことのできるようにお願いしたいです。
若者が希望を持てる日本、専門性を持った教員に教わることのできる子どもたち、そして働き方改革にもつながると思います。
いただいた「教員の持ち時間や働き方改革等に関すること」につきまして義務教育課からお答えします。
小学校の教員不足・小学校での専科制の導入について御意見いただきありがとうございます。
小学校の教員不足は、ここ数年の課題であり、十分な配置が困難な状況にあります。県教育委員会としましても、大学での説明会、教員選考検査の東京会場での開催等、教員の確保に向け取り組んでいるところです。その他にも、離職再採用制度を設け、育児、介護を理由に職を離れた方に、再び勤務していただけるよう働きかけています。
また、教員免許を取得しているが違う職に就いているなど、現在教員でない方、いわゆる「ペーパーティーチャー」については、年3回「ペーパーティーチャー研修会」を行っています。参加いただいた方のニーズに合わせ、採用検査等の案内をしているところであります。このような取組を中心に、今後も引き続き、教員の確保に向け取り組んで参ります。
今回御提言いただいた、専科制の導入につきましては、これまでも学級担任を受け持たず、専門の教科を指導する教員を配置してきたところです。
また、国では中央教育審議会答申を踏まえ、教科指導の専門性を持った教師によるきめ細かな指導行うため、令和4年度から小学校高学年における教科担任制を推進しております。
本県教育委員会においては、英語、算数、理科、体育などの科目について専科教員を小学校に配置し、児童の学習内容の理解度・定着度の向上を図っております。
県教育委員会としては、すでに教科担任制を進めている県内の学校の取り組みや先進県の事例などから得られる知見を生かしながら、引き続き教科担任制を進めて参ります。
この度は、貴重な御意見をお寄せいただきましてありがとうございます。今後とも本県教育への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。