トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 施政方針 > 中部横断自動車道(長坂~八千穂)の計画推進に関する取り組みについての、国土交通省説明
ページID:77672更新日:2017年2月8日
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記者
長坂、八千穂間の早期実現を森技監へ要望されましたが、反応はいかがでしたか。
知事
ご理解はいただけたと思っています。県外へのアクセスを強化するということについては、北杜市だけでなく、山梨県全体の課題であります。昨年5月には石井大臣にもお話をさせていただきました。景観、ルートに懸念を持つ皆さん方の理解を求める活動をして参りましたが、意見交換の中では、大多数の皆さんが早く事業化をしてほしいとのことでした。命の道であるし、経済活動や観光産業にも資するものであるとの意見がほとんでありました。また、昨年の12月には県議会でも早期事業化の意見採択をしていただきました。懸念を持たれる方にとっても、環境アセスという法的な手続きをできるだけ早く進めることが、その懸念を払拭することになると考えています。これからも丁寧に対応し、県民の大多数の意見であります中部横断自動車道の北部区間の早期事業化を北杜市長とともに改めて国へお願いをし、県、市が一体となって早期事業化に向けて最大限の努力をしていきたいと考えています。技監からもご理解をいただけたと思っています。
記者
反対される住民もいらっしゃいますが、その方々に対しては、今後どのように対応されますか。
知事
環境アセスによって、環境に影響がないとならなければ事業は前には進みません。詳細な調査をしっかりしていただき、対応していけば、懸念を持たれる方々にもご理解いただけると確信しています。
記者
環境アセスに入る前の段階でストップしていますが、今後、県としてどのように対応していきますか。
知事
これからも、国とよく相談をしていくことが必要です。早期に手続きに着手してほしいというのが山梨県の大多数の意見であります。本日、北杜市長とともに、改めて事業化についての要望をしましたので、国土交通省がその要望を踏まえて、判断を明確にしていただけると思っています。
記者
今後も継続して要望活動をされることでしょうか。
知事
事業化された場合においても、事業期間をできるだけ短縮していただくことが必要となります。経済の活性化や観光振興だけでなく、命の道の新たなルートの確立ということにも繋がります。次のステップでは、早期完成について、継続的にあらゆる機会を通じて要望していきたいと考えています。
記者
森技監からは、環境アセスを行って、詳細なデータを示すことが住民の方々を安心させる1つの材料にもなるとおっしゃっていましたが、環境アセスの結果について、住民の方々が理解していただけるものが出てくるのかどうか、どのようにお考えでしょうか。
知事
専門家の皆さん方が科学的、技術的な部分を含めて対応することになり、客観的にご理解いただけるベースが今まで以上にできるということに繋がってくると森技監はおっしゃっており、私も同じスタンスに立っています。早めに手続きが進むことが、将来の完成に向けての前提条件のクリアになります。考えは森技監と同じであると思っています。
以上