ページID:83186更新日:2017年11月28日

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中央自動車道渋滞対策促進に関する要望

首都圏の高速道路網は、本年2月に圏央道の境古河インターチェンジ~つくば中央インターチェンジ間が開通し、東名高速から東関東道までが結ばれ、また、残る外環道についても着実に整備が進んでおり、北関東との観光客の往来や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う観光客等により、今後更なる交通量の増加が見込まれます。

一方、既存の高速道路では、上り坂の影響による交通容量の不足等により深刻な渋滞が発生しており、特に中央自動車道の小仏トンネル付近等で発生している著しい渋滞は、日常的な都市活動に加え、物流や観光等、多岐に渡る分野に大きな損失を与えており、生産性革命プロジェクトに位置付けられているピンポイント渋滞対策により、効率的に対策を実施し、早期に効果を発現させることが求められております。

こうした中、上り線の調布付近については平成27年12月に、調布インターチェンジから三鷹バス停手前までの間で付加車線が設置され、その効果が確認されたところですが、未だ残る三鷹バス停付近を先頭とする渋滞についても、更なる検討を進める必要があります。

また、上り線の小仏トンネル付近については、現在事業が進められており、さらに本年3月には下り線の相模湖付近の渋滞対策について事業許可がなされたところであります。これら渋滞対策については、本年11月22日に、現在の交通状況と進捗状況が報告されたとおり、依然として深刻な渋滞が発生していることから、早期に完成させる必要があります。

また、八王子ジャンクション付近の対策方針も示されたところですが、引き続き、上り線の調布付近などにおいても、渋滞解消に向けて更なる検討が進み、速やかに対策が実施されることが道路利用者の切実な願いであります。

このような渋滞対策により、渋滞による損失が削減されることで、潜在的なストック効果が最大限に発現され、様々な分野に絶大な効果がもたらされることが期待されております。

つきましては、次の事項を協議会の総意として強く要望いたします。

要望項目

中央自動車道における渋滞対策の促進について

  • 中央自動車道上り線の小仏トンネル付近及び下り線の相模湖付近の渋滞解消に向け、渋滞対策事業を早期に完成させること
  • 上り線の調布付近など、渋滞解消のための更なる検討を引き続き行い、速やかに事業を実施すること
  • 必要とする我が国の道路整備が着実に実施出来るよう、平成30年度予算編成において、所要額を満額確保すること

要望書提出

 

要望書提出の様子

知事囲み取材

記者

今日の要望は具体的にどのような内容ですか。

知事

中央自動車道は、我が県にとって非常に大切な高速道路です。土日における上り線の小仏トンネル付近と下り線の相模湖付近は激しい渋滞ですから、国土交通省や中日本高速道路株式会社に、渋滞解消に向けた事業を早く完成していただく要望と、上り線の調布付近は平日も含めて非常に混雑していますので、渋滞解消に向けた更なる検討をしてほしいと要望しました。

また、渋滞解消には予算が必要ですから、平成30年度の事業に必要な予算をしっかりと確保してほしいことも、本日の第5回中央自動車道渋滞対策促進大会の決議を踏まえて、国土交通大臣、国土交通事務次官、国土交通省道路局長など関係幹部の皆さま方にお願いをして参りました。

記者

実際に要望してみた手応えはどうですか。

知事

2年前の12月に調布付近の2車線を3車線化したことでかなり渋滞の緩和になりましたが、三鷹バス停付近を先頭とする渋滞があります。対策事業には、すぐに効果が発現できるものと少し時間を要するものがあり、特に小仏トンネル付近は新しいトンネル工事を含めた追加の車線を造っていくことから、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、相模原市の関係5自治体と国土交通省、中日本高速道路株式会社が力を合わせてやろうということを、本日、皆さん方からお返事をいただきました。

今日や明日、すぐに渋滞が解決するわけではありませんが、計画的に着実に対応していくことが山梨の観光を含めた経済の活性化そして山梨の魅力の大いなる向上につながりますので、これからも力を合わせて対応を進めていきたいと改めて感じました。

記者

中央自動車道の渋滞対策で渋滞が緩和されることで山梨県にとってのメリットはどんなことが挙げられますか。

知事

トラック物流を含めた物の流れ、そして観光客を含めた人的な流れという人と物の流れが渋滞により止まってしまうと、人も行きにくくなりますので、観光にブレーキがかかりますし、企業立地や物の流れという形で経済活動が降下するというブレーキもかかりますので、そのブレーキをかけないでスムーズな循環を可能とすることが高速道路の一番優れた点です。

それをうまく活用して山梨県の県土づくり、経済活動や観光も含めて産業活動がより向上発展していくように、関係する都県市や関係する経済界の皆さん方との連携を強化しながら対応を進めていきたいと考えています。

記者

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて観光客が増加するためのボトルネックと思いますが、今回要望した渋滞解消の見通しはどうですか。

知事

全て2020年までに間に合うものかどうか、これは精査する必要があります。また物理的に工事をする時間が必要だと思いますが、当然、2020年に世界地域の方、また西日本の皆さん方も多数、東京や山梨にもお出でいただけるということを考えるとできるだけ2020年に間に合わせるように事業を進め、完成に向けて努力するということが大切だと思っています。

以上

 

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