トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 施政方針 > 中部日本横断自動車道建設促進期成同盟会要望活動
ページID:87724更新日:2018年10月29日
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中部日本横断自動車道は、静岡・山梨・長野・新潟の4県を結び、東名・新東名・中央・関越・北陸の5つの高速道路を有機的に連結することで、臨海工業地帯と内陸工業地帯との緊密な連携、物流体系の再編、交流圏の拡大、広域的観光ゾーンの形成などを促進し、沿線地域の産業・経済・観光・文化等に大きな活力を与えるなど、その整備効果は計り知れないものがあり、関係県民は大きな期待を寄せ、等しくその早期実現を念願しているところであります。
また、近年、全国各地で頻発している自然災害では、高速道路が救助や緊急輸送の基軸として多大な効果を発揮することが改めて認識されたところであり、東海地震・東南海地震や富士山噴火などによる重大な災害の発生が危惧されている昨今において、中部日本横断自動車道は、広域的防災体制を強化する緊急輸送路としての役割を担うなど、防災、住民の安全安心に不可欠な「命の道」であります。
つきましては、中部日本横断自動車道の重要性について御理解いただき、次の事項について特段の御配慮を賜りますようお願い申し上げます。
一、静岡・山梨・長野・新潟の4県を結ぶ「中部日本横断自動車道」について、早期に全線を完成させること
一、中部横断自動車道新清水JCT~六郷IC間について、災害に強い信頼性の高い道路づくりと更なるコスト縮減に努め、平成31年度までの一日も早い全線開通を図ること
一、上信越自動車道信濃町IC~上越JCT間について、平成31年度までの4車線化事業の完成に向けて、確実な整備進捗及び部分供用を図ること
一、中部横断自動車道(仮称)長坂JCT~八千穂高原IC間について、全区間一体で環境影響評価の手続きを速やかに進め、早期事業化を図ること
一、高規格幹線道路を始めとした基幹道路網は、物流の重要な路線であることから、重要物流道路として早期に指定し、機能強化や整備の重点支援を行うこと
一、我が国の道路整備が着実に実施出来るよう、平成31年度道路関係予算は要求額を満額確保するとともに、事業を更に加速させるための平成30年度における大型補正予算を速やかに編成すること
記者
要望活動を終えての所感を伺います。
知事
今日は、阿達雅志政務官等のご発言からも改めて進捗感を感じました。六郷以南も来年度に全線開通します。2年の遅れはあったものの、国土交通省、NEXCO中日本の皆さんが、本当に誠実に対応してくれたと思っています。
また、長坂以北についても、11月から長野県区間の1キロメートル帯地元説明会に、それぞれの自治体が国、長野県とともに入ります。また北杜市においても丁寧な対話を継続し、県もバックアップする中で合意形成に取り組むことで、早期に環境アセスに入れる準備が整いつつあるということを感じました。
40年ぶりに山梨県が新たな高速ネットワークで他県とつながることは、悲願でもあります。1年前に比べて非常に進捗感があったと感じました。
記者
私も冒頭の政務官の返答を伺っていましたが、今、進捗感があったとお話をされていて全体像もだいたい見えてきたところですが、今後、4県で連携してどういうところに力を入れていきますか。
知事
4県による利活用です。小海町長や佐久市長がお話したように、移住や観光など、いろいろなキーワードを束ねながら地域での利活用、活性化につなげることが大切です。
特に山梨県は、なかなか外に対して目が向きにくいところがありましたが、既に静岡県からもクルーズ船を使ったワイナリー巡りなどさまざまな相乗効果があることをおっしゃっていただいております。産業界の皆さんとも連携しながら、具体化に向けてさらにスピードアップをしていきたいと思っております。
以上