トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県立考古博物館 > 風土記の丘研修センター > ものづくり教室「チャレンジ博物館」 > チャレンジ博物館第7回「弥生時代の石包丁づくりにチャレンジ」
ページID:116653更新日:2024年9月3日
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県立考古博物館では月に1回程度、小・中学生の親子を対象としたものづくり教室「チャレンジ博物館」を開催しております。
今年度第7回のものづくり教室は、弥生時代の石包丁づくりにチャレンジします。
石包丁の制作例
画像を拡大(JPG:202KB)
水田での米づくり(稲作)が急速に広まった弥生時代には、稲などを収穫する道具として石包丁(いしぼうちょう)と呼ばれる、硬い石材から作られた磨製石器(ませいせっき)が使われていました。
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石包丁を使った稲の収穫(稲刈り)は、現在のように地面から近い位置から穂軸ごと稲を刈り取るのではなく、稲穂の部分だけを一つずつつみ取る「穂つみ」だったと考えられています。また石「包丁」と名付けられていますが刃の切れ味は鈍く、稲穂に近い部分に刃を押し当てて、稲穂をむしり取るように収穫していたようです。
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大陸から伝来した稲作の技術は西日本から急速に広がりました。甲府盆地でも弥生時代のムラや水田の跡が発見されており、これらの遺跡からは石包丁の他に、田畑を耕す鍬(くわ)や鋤(すき)、エブリ(田畑を平らにならすため道具)といった農具が出土しています。これらは当時の農耕の様子を現代に伝える資料として研究が続けられています。
石包丁づくりの様子(石材の研磨)
今回のものづくり教室では、弥生時代の農耕の様子などについて学習するとともに、石材(玄昌石)を削り・磨いて、古代の石包丁づくりを体験していただきます。
皆様の参加お申込みをお待ちしております。
令和6年10月6日(日曜日)
午前の部:午前9時30分~12時
午後の部:午後1時30分~4時
風土記の丘研修センター(甲府市下向山町1271)
会場は考古博物館ではありません。会場への経路は地図(GoogleMap)を参考にご来場ください。なお、考古博物館と風土記の丘研修センターを結ぶ曽根丘陵公園内の道路は管理道につき、一般の車両は通行できません。(徒歩での通行は可能です)
午前の部・午後の部ともに、小中学生の子どもとその保護者・8組(合計16組)
汚れをぬぐうタオル
活動しやすく汚れてもよい服装でご参加ください。また、新型コロナウイルス等の感染症防止のため、マスクを着用の上、ご参加くださいますようお願いいたします。
無料
参加には事前にお申し込みが必要です。
風土記の丘研修センターへお電話はまたはご来館の上、お申し込みください。
令和6年9月6日(金曜日)~20日(金曜日)の間、お申し込みを承ります。
お申し込みの際に参加ご希望の時間帯(午前の部または午後の部)をお伝えください。
お申し込みが定員を超えた場合、抽選にて参加者を決定させていただきます。なお、抽選結果の通知は9月27日(金曜日)までに、当選者への連絡をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。(お申し込みが定員に満たなかった場合、先着順にて追加募集いたします)
風土記の丘研修センター(考古博物館付属施設)
電話:055-266-5286
FAX:055-266-5287
受付時間:午前8時30分~午後5時
休館日:月曜日(9月16日は開館)、9月17日(火曜日)、9月21日(土曜日)~27日(金曜日)
9月21日~27日の間は第41回特別展「縄文時代の不思議な道具」(会期:9月28日~11月24日)の展示準備等により、臨時休館いたします。休館中は大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご了承くださいますようお願いいたします。
ものづくり教室の詳細は、考古博物館付属施設・風土記の丘研修センター(電話:055-266-5286)までお問い合わせください。