トップ > 組織案内 > 観光文化・スポーツ部 > 山梨県埋蔵文化財センター > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックス一覧 > 遺跡トピックスNo.182玉川金山遺跡
ページID:24264更新日:2015年12月14日
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都留市の遺跡
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[遺物出土状況] 玉川金山遺跡の炉穴の中から大きな石が2つ重なって出土しました。この石はなぜ炉穴の中から見つかったのでしょうか? 石の見つかった場所[遺物出土位置] 写真中の赤丸が石が見つかった場所です。 [炉穴中の焼土と石] 炉穴とは食物を調理するための遺構と考えられています。その証拠として炉穴の中からは火を燃した跡が見つかります。石が出土した場所の脇からも焼土が確認されました。 見つかった石ってどんな道具[出土した台石1][出土した台石2] 重なって出土した石の表面に磨られている痕跡が認められることから、木の実などを磨りつぶすための台石だと考えられます。使用する場所が凹んでいるよりも、平坦のものが多いことが縄文時代早期後半(約8,000年前)の台石の特徴です。 玉川金山遺跡とは[玉川金山遺跡を上空から撮影した写真] 玉川金山遺跡は都留市に所在しております。発掘調査は平成16~19年度にかけて行われましたが、縄文時代早期・奈良時代・中近世などの遺構・遺物が出土しました。これまでにも数回遺跡トピックスで取り上げておりますので、ご覧下さい。遺跡トピックスNo.0070(奈良時代甕)、No.0080(土坑墓)、No.0090(炉穴)、No.0093(鉄鏃)、No.0099(地下式土坑)、No.0118(集石)
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