ページID:80956更新日:2023年10月2日
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平成29年5月、兵庫県尼崎市内においてヒアリが確認されてから、神戸港、東京港、横浜港等で発見されています。
ヒアリは攻撃性が強く、刺された場合、体質によってはアナフィラキシー・ショックを起こす可能性があるなど、人体にとって危険な生物です。世界各地に定着がみられることから、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視により、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要です。
ヒアリは海外を経由したコンテナに入り込み、国内へ侵入しています。現在、環境省、国土交通省、農林水産省が連携して、国内68港湾等で調査及び定着防止策を実施しています。また、海や港がない山梨県で発見される可能性は、湾岸部に比べて低いですが、万が一、山梨県内でヒアリでは…と疑われる個体を発見した場合には、適切な処置を行ったうえ、発見場所の市町村(PDF:35KB)、または発見場所の市町村を管轄する各林務環境事務所にご連絡ください。
また、ヒアリ発見に関する最新情報を確認したい場合は、環境省HP「ヒアリに関する情報」からご確認ください。
全体は赤茶色で腹部が黒っぽい赤色
ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)(PDF:80KB)を参考にしてください。
1.ヒアリによく似たアリを発見したら
まず、防除(殺虫)を実施してください。ヒアリは、在来のアリと同様に市販のスプレー式殺虫剤や熱湯で死滅しますので、直接触れないよう注意して全て殺虫してください。次に、アリの死骸を潰さないように、ピンセットなどで採取し、瓶やタッパーなどの密閉できて潰れる心配のない容器に保管してください。この際、手袋などを着用し、直接触れないように注意してください(死んでいても針が出ていて刺さる可能性があります)。複数いた場合は、1個体ではなく、複数体の採取をお願いします。
※ベイト剤の設置も有効ですが、在来アリが減り、かえってヒアリが入り込みやすくなる可能性がありますので、長期間の設置は避けてください。
2.発見状況の確認
アリの殺虫および死骸の採取が完了したら、以下のとおり発見した状況の確認をお願いします。
※デジタルカメラやスマートフォンで撮影をしておいていただけると調査がスムーズに行えますので、ご協力ください。
3.市町村等への通報および採取した個体の持ち込み
下記の連絡先までご連絡していただき、連絡先の指示に従い、採取した死骸を持ち込んでください。
ただし、ヒアリかどうか判明するまでには、最終的に国の専門機関の同定を待たなければならないため、相当日数を要しますので、ご留意ください。
受付時間:午前8時30分から午後5時15分まで(ただし、土・日曜日、祝日、年末年始の休日を除く)
相談窓口 |
所在地 |
電話番号 |
管轄区域 |
中北林務環境事務所環境・エネルギー課 |
韮崎市本町4-2-4 |
0551-23-3090 | 甲府市、甲斐市、中央市、昭和町、北杜市、韮崎市、南アルプス市 |
峡東林務環境事務所環境・エネルギー課 | 甲州市塩山上塩後1239-1 | 0553-20-2720 | 山梨市、笛吹市、甲州市 |
峡南林務環境事務所環境・エネルギー課 | 西八代郡市川三郷町高田111-1 | 055-240-4140 | 市川三郷町、富士川町、早川町、身延町、南部町 |
富士・東部林務環境事務所 環境・エネルギー課 | 都留市田原2-13-43 | 0554-45-7810 | 富士吉田市、都留市、大月市、上野原市、富士河口湖町、西桂町、道志村、忍野村、山中湖村、鳴沢村、小菅村、丹波山村 |
環境省では、ヒアリ相談ダイヤルを設置しています。土・日曜日、祝日の場合は下記へご連絡ください。
市町村やヒアリ相談ダイヤルの受付時間外となる夜間については、上記の「疑わしい個体を発見した場合の適切な処置について」の1および2を実施し、受付時間になりましたら、通報をお願いします。
夜間においても防除方法は変わりません。ヒアリは在来のアリと同様に市販の殺虫剤や熱湯で死滅しますので、ヒアリがいた場所や、いることが疑わしい場所へのスプレー式殺虫剤の吹き付け、侵入経路と思われる場所へのベイト剤の設置などの防除を実施してください。
ヒアリの毒への反応は人によって大きく異なります。刺されたときには20~30分は安静にし、体調の変化がないか注意してください。軽度の症状のみで症状が悪化する様子がなければ、落ち着いて医療機関に行き、受診してください。
急激に容体が変化した場合は、最も近い医療機関で受診してください。医療機関が最寄りになく、移動手段もない場合は、救急車を呼んでください。
受診の際は「アリに刺されたこと」「アナフィラキシーショックの可能性があること」を伝え、すぐに治療をしてもらってください。