ページID:61051更新日:2015年11月25日
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近年、ニホンジカの個体数は著しく増加し、その被害は農林業にとどまらず、生態系への影響も深刻化している。
このため、本県では、特定鳥獣保護管理計画に基づき個体数調整に取り組んでいるが、被害軽減に向けては、これまで以上に捕獲を進めることが求められている。
一方、捕獲されたニホンジカについては、一部が食肉として流通しているが、狩猟者により自家消費される量を勘案しても相当量が廃棄されている状況にある。
今後も、より一層の捕獲推進が求められる中、本県の貴重な天然資源であるニホンジカを有効活用することにより、その付加価値を高め狩猟者の捕獲インセンティブの向上に繋げていくためには、捕獲から回収・運搬、処理、流通・販売までの循環するシステムを構築することが重要である。
このガイドラインは、狩猟者や市町村、処理施設などの関係者がこうしたシステムづくりに向けて検討を進めるに当たって、基本的な方向を提示するとともに、検討に役立つ情報を提供するために作成するものである。