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本日(2022年11月1日)、日経新聞にて、sanuとの協定を締結したという報道がされていました。首都圏へのアクセスに優位がある山梨県が推進する2拠点居住のためにも、画期的な取り組みだと感じました。
2拠点での生活をスムーズに行うことができるための一つの条件としては、やはり、首都圏、特に、企業のオフィスが多く所在する都心部への交通手段の確保は欠かせないのではないでしょうか。現状、中央線の特急や高速バスがありますが、費用対効果を考慮しつつも、さらに充実させていくべきと考えます。
例えば、朝9時には楽に出社できる交通手段があること(現在は始発の特急では間に合わず、6時前の各駅停車の列車を利用しなければなりません)、小さいことかもしれませんが、ちょっとしたストレスも長期間積み重なると、不便さが受け入れられなくなる時が来ないとも限りません。
ご一考いただければ幸いです。山梨が地の利を生かして盛り上がっていくことに期待しています。
いただいた御意見について、二拠点居住推進課と交通政策課よりお答えします。
二拠点居住の推進については、本県としてもその優位性が発揮されるものと考えておりますが、新たなライフスタイルでありますことから、その実践者の実態やニーズを把握することが困難という課題を抱えている状況でもありました。
まさに、今回の協定を起点として、二拠点居住者のニーズをしっかりと把握し、二拠点居住の推進に向けた更なる施策に繋げて参りたいと考えております。
また、二拠点居住の推進にとって、公共交通、特に鉄道の利便性の向上は、大変重要なものの一つであると認識しております。このため、毎年、JR東日本に対し、粘り強く早朝特急の新設を要望して参りました。「朝9時に楽に出社できる」という状況には及びませんが、これまでの要望活動の結果、令和4年3月のダイヤ改正では、竜王駅始発の特急「かいじ2号」の新宿駅到着時刻が9時4分から、8時42分となる繰り上げが実現したところであります。
この度、お寄せいただいた御意見につきまして、鉄道事業者と情報共有を行うとともに、沿線自治体が加盟する「中央東線高速化促進期成同盟会」等の活動を通じて、鉄道の利便性向上が着実に図られるよう、今後も引き続き取り組んで参りますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
このたびは、貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございました。