ページID:99551更新日:2021年5月24日
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史跡甲府城跡は、山梨県甲府市の中心部に位置し、一条小山(標高300m)と呼ばれる独立丘陵に築かれた約420年の歴史を誇る近世の平山城郭です。独立丘陵頂部の天守台・本丸を中心としてその周囲に曲輪を階層的に配置した縄張りの特徴をよく留め、また城内には築城期の野面積み石垣が良好に残されており、近世日本の政治・軍事の歴史を知るうえで重要な甲斐の拠点城郭として価値が高いとされ、平成31年(2019)2月に国の史跡に指定されました。
今後、甲府城跡の文化財としての価値をさらに高め、その理解を促し、また甲府城を山梨県の歴史と文化の拠点として位置づけるとともに、それらをまちづくりの核として活かしていくためにはその価値を確実に保存継承し未来に伝えていく必要があります。
山梨県は令和2年10月に史跡甲府城跡の保存活用について、中長期的な視点に基づいた方針を取りまとめた「保存活用計画」を策定しました。
◇表紙、例言、目次
◇第1章 本計画策定の沿革と目的
・第1節 計画策定の沿革
・第2節 計画の目的
・第3節 委員会の設置・経緯
・第4節 計画の対象範囲と期間
・第5節 他の計画及び法令
・第6節 計画の実施
◇第2章 甲府城跡の概要
・第1節 指定に至る経緯
・第2節 指定の状況
・第3節 甲府城周辺の環境
・第4節 史跡の発掘調査と整備状況
◇第3章 史跡甲府城跡の本質的価値
・第1節 本質的価値の明示
・第2節 地区区分の設定
・第3節 構成要素の特定
◇第4章 現状と課題
・第1節 保存・管理の現状と課題
◇第5章 大綱と基本方針
・第1節 大綱
・第2節 基本方針
◇第6章 保存・管理の方向性と方法
・第1節 保存・管理の方向性
・第2節 保存・管理の方法
・第3節 現状変更及び保存に影響を及ばす行為の取扱い方針及び取扱い基準
・第4節 追加指定と公有地化について
◇第7章 活用の方向性と方法
・第1節 活用の方向性
・第2節 活用の方法
◇第8章 整備の方向性と方法
・第1節 整備全体の方向性
・第2節 整備の方法
・第3節 地区ごとの整備の概要
◇第9章 運営・体制の方向性と方法
・第1節 運営・体制の方向性
・第2節 運営・体制の方法
◇第10章 施策の実施計画の策定・実施
・第1節 実施すべき施策と期間
◇第11章 経過観察
・第1節 方向性
・第2節 方法
◇巻末付属資料
1 舞鶴城公園稲荷櫓整備事業と県指定史跡甲府城跡発掘調査に関するマニュアル
2 史跡整備事業及び埋蔵文化財発掘調査取扱方針
3 山梨県出土品取扱要項