ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう!
ノロウイルスによる感染症や食中毒が多くなる季節です。
ノロウイルス食中毒の発生は1年を通してありますが、ノロウイルスは主に冬季に流行するため、感染性胃腸炎の患者の届出数の増加に伴い、例年11月から12月にかけて食中毒も増える傾向にあります。
ノロウイルスについて
ノロウイルスとは?
- 人の小腸粘膜で増殖する小型球形のウイルスです。
- 感染力が高く、少量のウイルスが口に入ることで、嘔吐や下痢等の胃腸炎症状を引き起こします。
- ウイルスが体内に取り込まれてから、24時間から48時間で発症します。(症状がなくても、便の中からウイルスが検出されることがあります。)
- 症状が治まった後も、3日から1ヶ月にわたり便とともにノロウイルスが排出され続けます。
ノロウイルス食中毒の発生原因は?
- ノロウイルスに感染した人が、手洗い不十分なまま食品を取扱うことで食品を汚染し、その食品が原因で主に発生します。
- ノロウイルスに汚染された二枚貝を加熱不十分なまま食べることにより発生します。
予防方法
- 調理作業前、トイレ使用後、汚物を取り扱った後などには、よく手を洗ってください。
- 症状がある時は、調理を控えてください。
- 調理器具は熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒してください。
- 加熱調理するときは、中心部まで十分に加熱してください。(85℃1分以上)
(二枚貝などノロウイルス汚染が疑われる食品については、85℃~90℃で90秒間以上加熱するようにしましょう。)
※冷凍された食品を加熱するときには、中心部までしっかり加熱されているか注意しましょう。
ノロウイルスについての詳細は、こちらをご覧ください。