中間検査・完了検査時の工事写真について
近年増加している欠陥住宅問題への対策として、山梨県では中間検査及び完了検査時のそれぞれに、建築士が適切に工事監理を行っていることが確認できるように工事写真を提出していただくこととしました。
また、検査申請書第四面の工事監理の状況を記す書面についても記載例を参考に作成し、検査申請時に工事写真と併せて提出してください。
現在建設中の建物で、工事監理は行っているが、工事写真等の整理を行っていない建物については、従来通り検査申請書第4面への記載と建築士法に基づく工事監理報告書の写真を併せて提出していただくことで、中間検査や完了検査を行うことは可能です。
「検査の特例」チラシ(PDF:127KB)
完了検査申請書第四面記載例(PDF:174KB)
添付が必要な工事写真
中間検査申請時
- 基礎の配筋工事終了時(全体で2~3枚程度)
- 基礎配筋後の全景
- 底盤及び一般箇所(形状寸法・鉄筋径・本数・ピッチ、かぶり等)
- ホールダウン金物、アンカーボルト設置状況
- コンクリート打設後の全景
- 構造耐力上主要な軸組若しくは耐力壁工事終了時(全体で3~4枚程度)
- 全景
- 柱(たて枠)、梁及び桁の部材寸法、位置、仕口・継手の状況
- 土台、床組の部材寸法、取付け状況
- 筋かいの部材寸法、位置、仕口の状況
- 屋根の小屋組の工事終了時(全体で2~3枚程度)
- 小屋組の全景
- 小屋組の部材寸法、接合金物などの取付け状況
従来通り、認定書の写しと併用しても構いません。
完了検査申請時
上記の工事写真を提出してください。 中間検査時に提出したものは、改めて提出する必要はありません。
留意事項
- 写真には工事監理者や表示板(工事名、撮影年月日、撮影部位、寸法等の明示されたもの)を含め、また、撮影箇所によっては計測状況が分かるように撮影してください。
- 写真は別添の台紙若しくは、任意の台紙や写真帳(A4版)に整理して提出してください。
- 提出部数は1部とし検査申請書に添付して提出してください。
- デジタルカメラによる撮影も可とします。
- 提出していただく写真については、工事監理の状況を確認することを目的としているので全体で10数枚程度としています。従いまして、施工状況の写真については、建物規模に応じて別途検査時に確認します。特に、中間検査の対象となる建物についてはご留意下さい。
写真台紙(ワード:44KB)