医療機器産業技術人材養成講座について
趣旨
- 医療機器産業は、国内の市場規模が約4兆円と大きく、高齢化などによる新たなニーズが生まれ、市場規模が拡大していくことが予想されるとともに、本県のものづくり企業が培ってきた高い技術力の活用が期待できる有力な産業分野です。
- 県では、県内を中心とした産業界の社会人技術者等を対象に、医療機器に必要な技術・知識等を習得する機会を提供し、県内中小企業等が医療機器技術者の育成や新規雇用に取り組みやすい環境を整備するために、「医療機器産業技術人材養成講座」を開設します。
- 本講座は、企業の医療機器の事業化の進展に貢献することで、県内中小企業等の雇用の増加、雇用環境の改善や安定的で良質な雇用の創造を図ることを目的としております。
講座の概要
開催期間
令和6年4月~令和7年2月(原則毎週火曜日18時00分~21時00分)
- 本事業の募集は、山梨県の令和6年度予算成立後、速やかに事業を開始できるようにするため、予算成立前に募集の手続きを行うものです。本事業の実施は、令和6年度予算の成立が前提であり、今後、内容等が変更・中止になることもありますので、あらかじめご了承ください。
講義場所
山梨大学 融合研究臨床応用推進センター、工学部、医学部ほか
- 諸事情により、Web講義に変更する場合や、病院への立ち入りを制限させていただく場合があります。
受講料
無料(ただし、講義及び実習等に係る費用として実費(事業主負担)を申し受ける場合があります。)
内容
本講義では法規制の内容から医療ニーズを基に試作、審査までの一連の流れを学ぶプログラムとしています。講師には山梨大学の教員のほか、大手医療機器メーカー、医療機器の審査機関、医療機器産業分野の企業や団体などから講師を招いて行う予定です。
- 医薬品医療機器等法概論(規制制度の概要と理解)
- 医療機器開発概論(医療機器の品質管理、臨床試験、非臨床試験の概要と理解)
- 医学基礎講座と関連医療機器(医学域の教員による各診療科領域で用いられる医療機器の紹介と使用方法の理解)
- 病院見学(手術室等の見学)
- 医療機器シミュレーション実習(医療機器の模擬体験)
- 医療機器工学概論(工学域の教員による工学面から見た医療機器開発の講義)
- 医療機器製作実習(受講生のグループごとによる機器の設計・試作) など
医療機器総括製造販売責任者及び責任技術者に対する認定講習について
ただし、本認定講習により取得できる資格要件は、山梨県及び静岡県内のみ有効です。
- 本プログラム(令和6年度 医療機器産業技術人材養成講座)は、「山梨県医療機器総括製造販売責任者及び責任技術者に対する認定講習」として認定されております。本講座を修了した場合、講習修了証を発行します。
- この講習修了証をもって、3年以上の医療機器関連業務の従事経験等と同等以上の知識経験を有する者として認められます。
受講申し込み
出願書類に必要事項を記入の上、下記「お問い合わせ先」まで郵送にてご提出ください。
問い合わせ先
山梨大学融合研究臨床応用推進センター事務室内
医療機器産業技術人材養成講座担当
電話: 055-273-1266 / FAX: 055-273-1262
取り扱い時間:平日(月~金)8時30分~17時15分 (ただし、年末年始(12月29日~1月3日)を除く)
リンク:医療機器産業技術人材養成講座HP
講座の様子
過去の講座の様子は医療機器産業技術人材養成講座HPをご覧ください。