ページID:84767更新日:2021年5月28日
ここから本文です。
山梨県では、今後成⻑が期待される⽔素・燃料電池産業の集積・育成を図るため、研究開発拠点等が集積している本県の優位性を活かし、水素・燃料電池関連産業の集積地「やまなし水素・燃料電池バレー」の実現を目指して、産学官⾦が連携して進める取り組みの方向性と目標を示す「やまなし水素・燃料電池バレー戦略工程表」を2018年3月に策定しました。
⼭梨⼤学燃料電池ナノ材料研究センターをはじめとする研究開発拠点の集積といった本県の強みを最⼤限に活かし、県内企業のポテンシャルが発揮される競争⼒の⾼い⽔素・燃料電池関連産業の振興を図るため、4つの柱(4I)で産学官が連携して各種の取り組みを進め、水素・燃料電池関連産業の集積地「やまなし水素・燃料電池バレー」の実現を目指します。
山梨県内の水素・燃料電池関連の研究開発拠点等
参入企業 | 200社 |
---|---|
売り上げ | 1,000億円 |
雇用者数 | 5,000人 |
電極触媒・担体・電解質材料、ガス拡散層(GDL)一体型金属セパレーター、触媒層付き電解質膜(CCM)の製造など、山梨大学と地域に蓄積された燃料電池技術の強みをさらに発展させ、新たな燃料電池スタックおよびシステムを創出し、電源システムおよび燃料電池自動車等への展開を目指しています。
水素・燃料電池関連製品の開発経験や最新の技術シーズの知見を有する専門家をプロデューサーとして設置し、水素・燃料電池関連分野への参入に取り組む県内企業の技術開発や大手企業とのマッチングを支援しています。
水素・燃料電池関連技術の研究開発や水素・燃料電池関連分野の事業を行っている機関や企業の方を講師として招き、最新の研究開発状況等に関するセミナーを開催しています。
山梨大学に「水素・燃料電池産業技術人材養成講座」を開設し、水素・燃料電池関連製品の開発などに必要な知識・技能を習得する機会を提供し、水素・燃料電池関連製品の技術者を育成します。
国際水素・燃料電池展(FC-EXPO)に山梨パビリオンを出展し、県内企業が取り組んでいる水素・燃料電池関連製品などを国内外に情報発信するとともに、水素・燃料電池関連メーカー等への販路開拓を支援します。
やまなし水素・燃料電池戦略工程表[概要版](PDF:193KB)
やまなし水素・燃料電池戦略工程表[本文](PDF:1,281KB)
やまなし水素・燃料電池ネットワーク協議会において、具体的な取り組みの検討、実施、評価、見直しを行うPDCAサイクルを確立し、工程表の目標達成に向けた取り組みを推進する。
本工程表は、「やまなし水素エネルギー社会実現ロードマップ」で示されている水素・燃料電池関連産業の振興について具体的な道筋を示すものです。「やまなし水素エネルギー社会実現ロードマップ」については、エネルギー局ウェブサイトをご覧ください。