ページID:124108更新日:2026年1月21日
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メディカル・デバイス・コリドー(Medical Device Corridor)構想は、山梨県の機械・電子産業の高いものづくり技術を医療機器分野へ展開し、静岡県東部の医療機器産業集積地「ファルマバレー」とをつなぐ回廊(コリドー)として、医療機器産業の集積地を形成する構想です。
この構想を推進するものとして、2020年3月に、山梨県がメディカル・デバイス・コリドー推進計画を策定し、企業の医療機器分野への参入促進と集積拡大を目指した取組を進めています。
山梨県には精密加工やロボット・半導体の製造を支える精密加工・切削加工・研磨加工などの高い技術力を持つ中小企業が数多く存在しています。さらに、医療機器産業の集積地「ファルマバレー」を有する静岡県に隣接しているため、医療機器分野への進出に有利な地域です。
山梨県では、県内企業が持つ優れた技術を活用して、今後成長が期待される医療機器分野への進出を促し、甲府盆地から静岡県東部までを「回廊」のように繋いで、医療機器産業の一大集積地に成長される「メディカル・デバイス・コリドー構想」の実現に取り組んでいます。
これにより、医療機器産業を県の主力産業に育て、県内経済を活性化し、雇用を創出するなど、県民生活を豊かにしていきます。
企業の医療機器分野への進出を促すため、関連分野に精通するコーディネーターと豊富な企業情報を持つやまなし産業支援機構の職員が総合的に相談を行う「メディカル・デバイス・コリドー 推進センター」を設置し、マッチング・販路開拓・金融支援等、企業に寄り添った支援を実施しています。
また、産業の発展を担う人材を育成するため、山梨大学と連携し、社会人技術者向けの人材育成プログラムとして「医療機器産業技術人材養成講座」を展開しています。
その他、令和元年12月には、医療分野の質の向上や地域経済の活性化を図るため、静岡県と連携協定を締結し、令和3年4月には「ふじのくに先端医療総合特区」に山梨県内の7つの市町が加わり、医療機器の共同開発やマッチングをはじめ、両県のネットワークやノウハウを生かした販路拡大、展示会の出展など、県境を越えた連携に取り組んでいます。
こうした取組により、山梨県の中小部品メーカーが医療機器分野を新たな事業の柱にする動きが広がり、一部の企業は売上高100億円を目標に掲げる中小企業を国が支援する「100億宣言」を表明し、医療機器を第2の推進力に飛躍的な成長を期しています。