ページID:616更新日:2024年10月17日
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内閣府では、高齢社会における生き方として、エイジレス・ライフ(高齢者が年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ること)を実践している事例及び高齢者がグループ等で就業、地域社会活動や世代間交流などの社会参加活動を積極的に行っている事例を広く紹介し、既に高齢期を迎え、又はこれから迎えようとする世代の生活の参考としてもらうために、これらの活動事例の募集を行っています。
(参考)内閣府「エイジレス・ライフ実践事例」及び「社会参加活動事例」の募集と紹介(外部サイトへリンク)
エイジレス・ライフ実践者及び社会参加活動事例として紹介するグループ等は、都道府県・指定都市・中核市及び高齢者関係団体から推薦のあったもののうちから決定されます。
エイジレス・ライフ実践者(個人)に対し「エイジレス章」、社会参加活動(グループ等)に対し「社会参加章」を章する書状が交付されるとともに記念品の楯が授与されます。
氏名・グループ名 |
エイジレス・ライフの概要 |
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沼田三郎さん (男性88歳) |
平成13年よりシニアクラブ会員として活躍し、令和4年度より町シニアクラブ会長に就任、町の歴史ある公園の清掃活動や体力維持の体操教室、こども向けの福祉教育への協力・支援など、参加者のニーズや状況に沿った多様な活動を実施してきた。また、「困っている人をそのままにしておけない」「今後地域を担っていくこどもたちにたくさんの経験をさせてあげたい」との考えのもと、地域のボランティア活動や地域のこどもたちとの交流活動にも尽力している。 |
諏訪初枝さん (女性100歳) |
長年にわたり得意としている編み物を続け、地域の人に寄付したり、被災地(岩手県大槌町など)の復興支援の為に寄付を行ってきた。寄付した靴下は総数約1,500足に達している。また、帽子やベストなどのニット製品を製作し、老人クラブ等の文化展に展示している。100歳という高齢になったが、現在も毎日5時間ほど作業に取り組んでいて、「喜んでくれる人がいると励みになる」「元気なうちは編み続ける」と、意欲的に活動に取り組んでいる。 |
渡邉悦郎さん (男性99歳) |
歯科医師として、昭和28年に歯科医師のいなかった地元忍野村に渡辺歯科医院を開設し、以来70年以上の長きにわたり、開業歯科医師として地域住民の歯科診療等に携わってきた。昭和35年からは、地元の小中学校の学校歯科医としても活躍し、児童・生徒への口腔・歯を通しての健康教育に尽力してきた。現在も毎週月曜日から金曜日までの午前診療を行っており、最高齢開業歯科医師としてギネス世界記録に認定された。 |
受章年度 |
氏名 |
概要 |
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平成10年度 |
田中重治さん |
陸上競技 |
平成11年度 |
内藤武夫さん |
ジョギング |
平成13年度 |
石原昌さん |
ゲートボール |
齊籐通さん |
拓本 |
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平成15年度 |
渡辺顗誠さん |
生涯現役をモットーに平成9年に健康生きがいアドバイザー資格を取得。 |
平成16年度 |
荻野たまよさん |
スポーツの振興、青少年の育成や家庭教育の啓蒙、一人暮らし高齢者への老人福祉活動はもとより、長年にわたり牛乳パックの回収を行う等の地球環境保全のための実践活動についてもリーダー的立場で行っている。また、現在も現役で様々な分野で社会に貢献している。 |
清水きよ子さん (女性90歳) |
長坂町長寿者クラブ会員として、公民館や道路などの公共施設の美化、地域の一人暮らし高齢者や虚弱高齢者を訪問して、対話や援助等を行う友愛訪問活動を実施している。また、地域における食生活の改善と健康増進のため、食生活の改善推進員として貢献している。 |
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平成17年度 |
山口甲三さん (男性90歳) |
最高齢者の交通安全協会員として、春と秋の全国交通安全運動の期間は二日に1度程度、該当に立ち交通安全を呼びかけている。また、4月、新年度が始まる時期は毎日通学路に立ち、新入学児に交通安全指導・保護誘導指導を行っている。 |
平成18年度 |
清水澄江さん (女性80歳) |
老人クラブ役員として高齢者が住み慣れた地域で健やかに暮らせるあたたかな地域づくりに尽力してきた。商店だった自宅を改装し、高齢者の「たまり場」として開放し、交流活動を行っている。平成14年に脳梗塞により半身不随となったが、懸命なリハビリの結果、杖を使用しなくても歩行できるまでに回復し、一層パワフルに活動を続けている。 |
平成19年度 |
渡邊廣道さん (77歳) |
人との関わりが好きで、いろいろな人に接したり、自分で調べたりしていくうちに様々な趣味に興味を持つようになった。現在では非常に多趣味であり、民謡・尺八・獅子舞・園芸等に熱心に打ち込んでいる。とくに獅子舞は地区のグループで年間を通して地域の祭りに参加している。また伝統芸能の後継者育成にも真剣に取り組んでおり、現在、小学生3名・中学生3名に毎週獅子舞を指導している。 |
平成26年度 | 矢野信行さん(81歳) | 退職後、俳句講座への参加をきっかけに本格的に俳句を始め、新聞の俳句欄やシルバー俳句大会に投句を続けている。さらに在職中の米国での個人研修などの豊かな経験を生かし、英語俳句サークル「HAIKU甲斐」を立ち上げ、参加者が「俳句」も「英語」も楽しんで学べるよう講師としてサポートし、地域の生涯学習の振興に寄与している。 |
令和4年度 |
上野正明さん (80歳) |
長年、町の老人クラブ連合会会長を務め、世代間交流や地域の支えあい活動を推進。また、自身の経験を活かし、ボランティア団体「みさかチョットお役にたちたい」を設立し、水道や電気の困りごと解決や、植木の剪定や草取りなど、地域の困りごとの解決に積極的に取り組んでいる。 |
【脚注】
年齢は受章時
エイジレス章は平成元年からの実施で、平成元年度~平成9年度までの受章者は12名。
平成12年度、平成14年度、平成20年度~令和3年度、令和5年度は受章者なし。
受章年度 |
グループ名 |
概要 |
---|---|---|
平成18年度 |
でばん会 |
平成12年4月の会発足以来、笛吹市が行う一人暮らし高齢者サービス事業に、配食ボランティアとして参加。その後、イベント開催時の出店や、高齢者を対象とした事業実施の際の外出支援ボランティアなど様々な活動の場を広げ、地域の高齢者に大変喜ばれている。なお、イベント時の収益金の一部を福祉のために役立てている。 |
平成24年度 | アドバンストクラブ | 山梨県教育委員会主管「山梨ことぶき勧学院・大学院」の卒業生により創設された、学ぶことに意欲的な高齢者グループである。「五感楽習」をモットーに毎月多彩なテーマの学習会を企画・開催しており、自らの学習とそれに基づく地域貢献を目指して活動している。向上心に溢れる高齢者が多く、創設当初から安定した活動を続けており、発足7年を迎えた現在も入会希望者が絶えない。平成26年には創設10周年の記念事業を行う予定である。 |
平成25年度 | 湯田地区老人クラブ連合会 |
平成17年度に警察庁の事業でモデル地区として活動し、小学校PTAや交番から要望を受けて、翌18年度から独自のパトロール隊を結成して活動を継続している。地区内13単位老人クラブからボランティアを募り、夏休み等の期間を含め365日、毎日帰宅経路を当番制で見守っている。活動は、子供たちの安全を守る以外にも、地域の防犯や世代を超えた関係づくりに役立っており、隊員の体力向上や引きこもり防止等の相乗効果も生んでいる。 |
令和5年度 | 富士吉田市キャラバン・メイト連絡会 |
平成30年12月に認知症の普及啓発の推進を目的に設立され、その後、企業・自治会・高校生等、幅広い年齢層を対象に、認知症サポーター養成講座を開催している。地域に根ざした活動を通じ、認知症の方を支えるネットワークづくり、認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりを目指し活動を展開している。 メンバーは、介護経験者・看護師・ケアマネジャー等の地元住民で構成されており、認知症サポーター養成講座の講師を務めるほか、困りごとを抱えるご家族の個別相談への対応なども行っている。 |
【脚注】
社会参加章は平成6年度から実施。