ページID:107557更新日:2023年1月20日
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国では、スタートアップを目指す方々に対して豊富な支援策を用意しています。また、山梨県でも、「やまなし地域課題解決型起業支援金」や「やまなし創業チャレンジ応援事業費補助金」をはじめとして、独自の支援策を多数用意しています。
現在スタートアップを目指す方は、各種支援策をしっかりと調べ、活用することで、事業を始めるうえでの障壁や負担を軽減できるでしょう。ぜひ当記事を参考にして頂き、ご自身の事業に活用できる支援策を探してみてください。
スタートアップ支援とは、一言でいえば、ベンチャー企業や起業家を支援する取り組みのことです。具体的には、「融資や補助金・助成金による資金援助」「税制優遇」「規制改革」「事業活動への投資」「セミナーでのノウハウ共有」…等、多数の支援類型があります。
個人事業主・法人問わず、各スタートアップ支援策の要件に該当すれば、申請できます。事業をスムーズに成長・拡大させていくためにも、活用できそうなスタートアップ支援策があれば、ぜひ積極的に利用してみましょう。
近年、国では経済成長が重要な課題となっており、新規事業の創出やスタートアップの創業・成長促進のために、数多くの取り組み・支援策が実施されています。
国の主なスタートアップ支援策として、3つの例を紹介します。
【例1】新規開業支援資金 |
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新しく事業を始める方、もしくは事業開始後おおむね7年以内の方を対象として、開業資金の融資を行う制度です。 資金融資によって新規開業に挑戦しやすくすることが目的であり、所定の要件を満たす方は貸付利率の特例が利用できます。 融資限度額は7,200万円で、うち運転資金が4,800万円です。 |
【例2】創業支援貸付利率特例制度 |
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新しく事業を始める方、もしくは事業開始後の税務申告2期分を終えていない方を対象として、各貸付制度の貸付利率から0.65(または)0.9%を控除する制度です。 創業前後に利用する融資の利率を低く抑えて、円滑な資金調達を支援することを目的としています。 |
【例3】エンジェル税制 |
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スタートアップに投資を行った個人投資家を対象として、株式の取得・譲渡時の税に優遇措置を適用する制度です。 個人投資家のスタートアップへの投資を促し、企業の円滑な資金調達を支援することを目的としています。 |
出典:中小企業庁「エンジェル税制のご案内(令和2年4月1日以降の出資について)」
山梨県でもスタートアップ支援の取り組みを進めており、起業や事業拡大の支援に力を入れています。山梨県で新しく事業を始めたい方は、ぜひ県が実施するスタートアップ支援を活用してみてください。
以下では、山梨県のスタートアップ支援策の例として、7つご紹介します。
※本年度の募集が終了している制度もありますので、詳しくは各リンク先の最新情報をご確認ください
Y-NEXT(ワイ・ネクスト)は、山梨県内の高校生が対象のビジネスアイデアコンテストです。2022年度で4回目の開催となりました。
コンテストを通して高校生がビジネス・起業について考える機会を設けると同時に、イノベーション創出ができる若手起業家の育成を進めることを目的としています。
定員は30チーム程度(1チーム:1~5人)となっており、予選・本選コンテストで各チームのビジネスアイデアを競う形式です。キックオフイベントや担当メンターによるメンタリングの期間も設けられており、高校生がビジネス知識を学びながら起業家精神を身につけられるプログラムとなっています。
参考リンク:高校生向けビジネスコンペ「Y-NEXT(ワイ・ネクスト)2022」の開催
co+shegoto(コーシゴト)は、起業したい女性やさらにレベルアップしたいと考える女性起業家を対象とした、女性の起業応援事業です。さまざまな取り組みを通じて、女性起業家が夢を実現できるよう支援しています。
co+shegoto(コーシゴト)で2022年に実施された主な支援内容は下記の4つです。
みんなで取り組む基礎講座 | 起業の基本的な考え方や、ビジネスモデルの組み立て方を学べる講座 |
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先輩の現場見学会 | 先輩起業家から起業・経営についての考え方や仕事スタイル等を聞き、交流できる企画 |
大交流会 | 女性起業家や参加者同士の交流・情報共有を促進する企画 |
個別相談会 | 甲府市・富士吉田市・上野原市で実施 |
参考リンク:女性の起業応援事業について
Mt.Fujiイノベーションキャンプは、起業や新事業を始めたいと考える方を対象としたビジネスプランコンテストです。
このコンテストは3日間かけて行われ、参加者が創出したビジネスプランを専門家からのアドバイスによりブラッシュアップし、コンテスト予選・本戦で発表して競い合うとともに、企業とのマッチング機会を提供しています。
Mt.Fujiイノベーションキャンプの特徴は、参加クラスが、これから起業を目指す部門と、すでに起業していて事業拡大を目指す部門など、複数用意されている点です。自分に合った参加クラスを選ぶことで、起業のきっかけを掴んだり、ビジネスプランの実現性を高めたりすることができます。
参考リンク:Mt.Fujiイノベーションキャンプ2022の開催
やまなし地域課題解決型起業支援金は、下記のいずれかを満たす対象者に起業・第二創業・事業承継に必要な経費の一部を補助し、事業立ち上げの伴走支援も行う支援策です。
やまなし地域課題解決型起業支援金の補助率は補助対象経費の1/2以内で、補助上限額は200万円です。
補助対象経費は店舗の賃借料や設備費、人件費・原材料費・広報費・委託費等が認められており、対象事業での起業を考える方にとって利便性の高い支援金となっています。
参考リンク:やまなし地域課題解決型起業支援金の募集
やまなし創業チャレンジ応援事業費補助金は、新しく会社を設立し、かつ特定創業支援等事業により登録免許税軽減措置を受けた方を対象に、会社設立の費用を補助する支援策です。
起業・会社設立に挑戦する創業者を支援し、山梨県内における創業機運を醸成することを目的としています。
補助上限額は新しく設立する会社の区分によって異なり、具体的には下記のとおりです。
会社区分 | 補助上限額 |
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株式会社 | 28万5,000円 |
合同会社 合名会社 合資会社 |
19万円 |
補助対象経費は軽減後の登録免許税、定款承認の手数料・収入印紙代や司法書士・行政書士報酬等が認められており、活用することで出費を抑えて会社設立ができます。
参考リンク:やまなし創業チャレンジ応援補助金の募集について
TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業は、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等を対象として、山梨県全域で実施する社会実証プロジェクトを全面的にサポートする支援策です。
R2年3月に策定した「リニアやまなしビジョン」に基づき、「テストベッドを突破口に最先端技術で未来を創る山梨」の実現を目指しています。
本事業のサポート内容は、主に下記の3点です。
証実験の機会を探しているスタートアップ企業に対して、充実したサポートと幅広い実験のフィールドを提供する支援策となっています。
参考リンク:TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業
アクセラレーションプログラム事業は、スタートアップを対象に、専門家による助言・指導や他企業とのマッチング支援等を提供する支援策です。
山梨県内でのスタートアップの事業定着・事業拡大を図るとともに、県内産業の活性化を目的としています。
アクセラレーションプログラム事業は、スタートアップへの専門家による伴走支援だけではなく、県による県内事業者とのマッチングなどについて支援を受けられるのが特徴です。
参考リンク:『やまなしスタートアップアクセラレーションプログラム』について
山梨県では、起業や事業拡大支援に力を入れています。ホームページで随時情報を更新しておりますので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
参考リンク:起業支援
性別や年齢問わず、様々なイノベーションを創出することが、山梨県、ひいては日本の成長を推進していくと考えています。山梨県では、アクセラレーションプログラム事業をはじめ、今後も様々なスタートアップ支援策を整備・充実させてまいります。